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武豊騎手、勝利のカギは最強の「記憶力」にあり!?

[別冊週刊大衆 運命をつかみ取る「勝負師」たちの「勝つ生き方」]

武豊騎手、勝利のカギは最強の「記憶力」にあり!?

 武豊騎手がレジェンドと呼ばれることに誰も疑問を抱かないだろう。輝かしい記録と美しい騎乗は29年にわたって競馬ファンのみならず多くの人々を魅了してきたのである。

 クラシックの登竜門・東京スポーツ杯(G1)。2005年以降、G1馬6頭を輩出した超出世レースだ。2015年は後方2番手から32秒9の最速上がりで、スマートオーディンが楽々と差し切った。鞍上には競馬界のレジェンド・武豊騎手(46)がいた。

「G1・13勝の名伯楽、松田国英調教師の管理馬で、ダービー候補の1頭です。その馬で、最後は手綱を抑える余裕があり、『期待通り。凄い切れ味』と絶賛でした。武騎手自身、2016年3月に47歳を迎えますが、衰え知らずで、名調教師たちからの信頼も厚く、楽しみな年になりそうです」(スポーツ紙記者)

 武豊騎手は1987年、栗東の武田作十郎調教師の下からデビュー。ターフの魔術師と呼ばれた父・邦彦元調教師や西のエース河内洋現調教師が所属した名門の厩舎だ。デビュー1年目から69勝を挙げる活躍で新人王に輝き、翌年にはスーパークリークで菊花賞制覇。初のG1勝利がクラシック勝ちのおまけつきだった。3年目にはイナリワンとスーパークリークで天皇賞・春秋連覇を達成。イナリワンとは宝塚記念も制し、出遅れから成し遂げたシャダイカグラとの桜花賞制覇を合わせ、年間G1・4勝を挙げる。

「伝説の桜花賞の出遅れについては、後に『言いだせなくなってしまって』と、意図的ではなかったいう旨を明かしてます。でも、デビューから3年目にして激しく入れ込む愛馬の様子から後方待機策を覚悟する辺りが、すでに天才ってものです。アンカツさん(安藤勝己元騎手)も『豊ちゃんは強い馬に乗るのがホント巧い。強い馬で勝つのが1番難しいんよ』と誉めてました」

 この年には年間133勝を挙げて、最多勝利騎手賞にも輝いている。

「武豊が天才と呼ばれるゆえんの1つが記憶力。3年目の夏、『今年の菊花賞は南井(克巳現調教師)さんの馬が面白いですよ』と、バンブービギンの勝利を予想してました。彼は歩く競馬四季報と言われるほど、乗り馬以外にも詳しい。過去にもう1人、そう呼ばれた騎手がいた。それが元祖天才福永洋一元騎手でした」

 根っからの競馬好き少年は、米国のキャッシュ・アスムッセン騎手(53歳、第1回ジャパンC覇者)に憧れていた。デビュー3年目の夏、その地に武者修行に旅立つ。

「最初の海外挑戦は米国のアーリントン競馬場。翌年には仏国のドーヴェル競馬場、以降は毎年のように米国へ行ってましたね。2000年になると、米国に拠点を移し、本格的に海外参戦をスタートさせたものです(02年と03年は仏)。その背中を押したのが日本人大リーガーのパイオニア的存在であった野茂英雄さん。2人の交遊は有名で、野茂さんの『野球が好きだし、米国でやってみたいから行ってくるわ』という言葉に触発されたそうです」(スポーツ誌編集者)

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