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萩原聖人、ブラマヨ吉田敬、インスタじゃい…芸能界「最強ギャンブラー」は誰?

[別冊週刊大衆 運命をつかみ取る「勝負師」たちの「勝つ生き方」]

萩原聖人、ブラマヨ吉田敬、インスタじゃい…芸能界「最強ギャンブラー」は誰?

 ギャンブラー芸人と聞けば、誰もがまっ先に思い浮かべるのはやはり横山やすしだろう。仕事をすっぽかしても競艇に通い、息子の名前に「一八」と名付け、「漫才のためにボートをやってるんやない、ボートのために漫才やってるんや!」と名言を残したやっさんの破天荒なギャンブル魂を受け継ぐ芸人は平成の世にもいる。昨年、著書『人生は、パチンコで教わった。』を出版したブラックマヨネーズ・吉田敬もその一人。下積み時代に「月に15万円。1年半続けました」とパチプロで生計を立て、「台選びのコツは完全に釘ですね。特に道とヘソ。それと止め打ちができたんで」と玄人プロ顔負けの発言をする吉田には、「パチンコは人生のリトルリーグ」という独自のギャンブル哲学がある。

「パチンコを経験してなかったら、嫉妬心ばかりだった。人間として成長する場だ」

 吉田はその言葉通り、ギャンブルで培った哲学をお笑いのフィールドでも実践した。2005年の『M-1グランプリ』決勝戦、吉田はネタ順を決めるくじを引きかけた相方の小杉の手をハッとつかんだ。

「待て! 確率は絶対最後には収束する。今までの俺のクジ運の悪さはこのためにあった。花はいつか咲くはずや。だから俺に引かせてくれ!」

 吉田が引き当てたのは、絶好のネタ順である5番目。パチンコで養った勝負カンで全国ブレイクへの切符を掴みとってみせたのだ。 この年、彼らが優勝したのは、運をも味方にできたからに他ならない。

 だが吉田の上を行く博才を有する芸人がいる。「おつかれちゃ~ん」でおなじみ(?)のインスタントジョンソン・じゃいである。世間的な知名度は決して高くない彼が、世田谷に高級マンションをキャッシュで一括購入した元金は、なんとギャンブルで得た金だった。「普通はギャンブルは遊びなんでしょうけど、僕にとってはお金を稼ぐ手段」と言い切り、芸人としての給料よりギャンブルの稼ぎの方が多いため、芸人の仕事が増えると逆に収入が減るという彼はブラマヨ・吉田がギャンブルに人生のロマンを賭けているのに対し、冷徹なまでのリアリストだ。

「多くの人は当てたいって気持ちが強すぎるんです。だから、予想がブレるし、買い方が定まらない。当てると稼ぐは別」

 パチンコ、麻雀などギャンブル全般に精通するじゃいだが、その真骨頂は競馬だ。1日の流れなどデータを集めまくり、予想では常にオッズの裏を読み、実力と人気のギャップがある馬を狙い打つ彼は、一昨年には配当3775万円を見事的中させ、昨年も4432万円を獲得。これまで競馬で1億円以上を荒稼ぎしてきたというお笑い界最強のギャンブラーである。

 インスタントジョンソン・じゃいは、プロ雀師をして「牌さばき、打牌選択のスピードも見事」と言わしめるほど麻雀も強いことで知られている。だが芸能界で最も評価の高い打ち手といえば、やはり萩原聖人の名を挙げねばなるまい。

 坂上忍やプロの資格を持つアンジャッシュ・児嶋一哉、女性タレントにも和田アキ子や加賀まりこなど麻雀の腕に自信を持つ芸能人は数多いが、萩原が「別格」と目されるには理由がある。「萩原聖人リーグ」という自らが主催する麻雀リーグを開催するほどの傾倒ぶりや、麻雀漫画のバイブル『カイジ』の作者・福本伸行からの熱望で主人公を演じたというエピソードもさることながら、玄人筋から評価が高いのは「苦しいときでも甘い牌を打たず、チャンスがくるまでジッと耐える」というその牌さばきだ。 ストイックに甘えた打牌を一切しない萩原の驚異の実力は、2015年4月、多くの視聴者の前で証明された。

 芸能界の雀豪たちが一堂に会する『THEわれめDEポン』(フジテレビ系)。加賀まりこ、坂上忍、堺正章と卓を囲んだ萩原は、実況が「苦しい手牌になっています」という悪配牌からスタート。だがここからが萩原の独壇場だった。牌を重ねるにつれ、鬼のような引きで出現確率0・04%といわれる役満・国士無双の形になっていく手牌。そして最後はなんとツモであがるという出来すぎたドラマのような展開に、視聴者からは「萩原はリアルアカギ!」と賞賛の声がやまなかった。昭和の真剣師のようなキレキレの勝負勘は、もはや当代随一といっていいかもしれない。

<文・鈴木ユーリ/別冊週刊大衆『運命をつかみ取る「勝負師」たちの「勝つ生き方」』より>

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