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牧師アーサー・ホーランド「ジーザスは教会ではなく、大自然の中にいる」~愛を叫ぶ人間力

[週刊大衆01月18日号]

牧師アーサー・ホーランド「ジーザスは教会ではなく、大自然の中にいる」~愛を叫ぶ人間力

 ぼくはジーザスが大好きです。ジーザスに恋い焦がれ、ジーザスを愛しています。なぜか? それはジーザスが、ものすごく寛容だから。歳を重ねた今でも、並んでいる列に割り込んでいる不届きな輩がいると、“いかん”と思いながらも、ついつい、ボディスラムをお見舞いしちゃいます。キレイなおねーちゃんがいると、心がふらっとよろめきます。家族は顔を顰め、もう、いい歳なんだから……と、呆れたような顔をします。これが普通の反応でしょう。そんなときでも、神は俺を赦し、受け入れ、愛してくれます。こんないいやつは、ジーザス以外に、見たことも聞いたこともありません(笑)。

 牧師だけど俺は、教会を持ちません。なぜか? ジーザスは、教会ではなく、大自然の中にいると思っているから。海に、山に、野に咲く花に……生命が宿るところすべてに神はいます。“ノアの箱舟”をイメージしてカラーリングを施した相棒、ホンダのゴールドウィングに跨がり65万キロ……地球15周分を走り抜き、世界中を駆け巡った俺には、それがよぉくわかります。

「日本ではあまり教会に人が来ない」 そう嘆く牧師がいます。俺に言わせるとそんなの、ちゃんちゃらおかしいよと。何をほざいているんだと。だったら、こっちから行けばいいんだと。だから俺は十字架を担いで、日本中を歩いて周り、富士山に登り、今年は、アメリカを横断しました。朝3時に起き、腕立て伏せと腹筋で身体を整え、いざ、スタート。ひたすら歩き続ける毎日でした。夕方、ホテルに入り、飯の後は、ブログに載せる文字を綴る……。『限りない挑戦に限りなく挑めばいい』『喜怒哀楽を無視するな』『心の豊かさは容姿に現れる』『夜明けは哀しみを包んでくれるが故に美しい』 わずか1000文字程度の文章ですが、自戒を込めて、でも、読んでくれる人に、愛と勇気を感じてもらえるようにと、一文字一文字、丁寧に綴っていくのは、これはこれで、なかなかにしんどい作業で。語らずにして語る――。 この言葉を目標に掲げながら、10月に、『ROCK’N’ROLL BIBLE』というタイトルで出版してしまうあたりが、まだまだ、未熟なところです。十字架を担いで歩いていると、いろんな人が引き寄せられるように集まって来るんです。

 ニューヨークのブルックリンを歩いていたときは、全身刺青の、見るからにあぶなそうなやつが、「一緒に歩いていいか?」と近づいてきました。やべぇぞ、こいつは……頭のなかでは、危険信号がけたたましく鳴り響いていました。でも、俺の答えは、いつだって、YESです。聞くと、そいつはシャブ中で。神は、俺を見放したと嘆く彼の背中にそっと掌を置き、「俺が今日、十字架を担いできたのはお前のためだ。お前はもう赦されているし、愛されているんだ」とささやくと、彼は、ぼろぼろと泣きながら俺の後をついてきました。

 お金も欲しいけど、救いも欲しい。二律背反に苦しむ、風俗嬢もいました。そんな彼女たちのためにこそ、BIBLEはあるんです。『求めよ、そうすれば与えられる』 絶対に諦めず、求め続けてください。叩き続ければ、トビラは必ず開かれます。不良牧師と呼ばれて30年。アーサー・ホーランド、64歳。もういいや……。いや、まだまだやれる……。ときには、迷い、ときには、傷つきながら、それでも、歩き続けてこられたのは、すべて、ジーザスのお陰です。ROCK魂バリバリ全開で、愛を叫んでいる僕を見かけたら、いつでも、声をかけてください。

撮影/弦巻 勝

アーサー・ホーランド あーさー・ほーらんど

1951年、大阪府生まれ。日本でハイスクールを終えた後、父の国アメリカへ。サンボレスリングで2度、全米選手権で優勝。23歳で洗礼を受け牧師となり、82年伝道のため帰国。路上伝道、日本列島縦断十字架行進などを経て、2015年にはアメリカ横断十字架行進を敢行。だれよりもジーザスを愛する男として福音を伝える一方、モデルや俳優としても活躍している。

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