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因縁の日本シリーズ星野 楽天VS原 巨人「ベンチ裏の壮絶暗闇」 Vol.1

[週刊大衆11月11日号]

巨人と楽天が日本一の栄冠をめぐって争う、2013年日本シリーズの火蓋が切って落とされた。
「巨人をやっつけます」と語る星野監督の公約は実現されるのか、それとも原巨人が返り討ちにして連覇を果たすのか。
大きな注目を集めている。

日本シリーズは、4勝先取の短期決戦。それだけにペナントレースとは違った戦い方が要求される。
「過去に幾度もCS(クライマックスシリーズ)や日本シリーズを制し、日本一の経験も豊富な原監督のほうが、優勝回数も少なく、連覇の経験も日本一の経験もない星野監督よりも有利でしょう」(野球解説者・江本孟紀氏)
星野監督自身、そうした世間の評価を熟知している様子。
「反骨の人、星野監督にとって、巨人は宿敵。何がなんでも、巨人を倒して、これまでの"短期決戦に弱い"という低評価を覆してやる、と意気込んでいます」(スポーツ紙デスク)

実は、原、星野両監督には、複雑に絡み合った"因縁"がある。
「まず、2人のタニマチ的存在が同一人物です。原監督が川上哲治、藤田元司ラインの系譜であるのに対し、星野監督も川上野球を理想としていて、親交も深い。実際、原、星野両監督の個人的な関係は非常に良好です」(前同)

03年に、巨人を解任された第一次原政権の最後の試合相手は、星野監督率いる阪神だった。
試合終了後、勇退する原監督を送るセレモニーの際、星野監督がかけた「またグラウンドに帰ってこいよ」のひと言。
原監督が涙をこらえつつ、熱い抱擁を交わしたシーンは記憶に新しい。
「特に監督になってからの2人は、運命がたびたび交錯しています。05年に、星野監督の"巨人監督就任"騒動が起きましたが、最終的に星野監督が巨人の誘いを断り、実現しなかった。でも、そのおかげで第二次原政権が誕生しています」(民放スポーツ局記者)

時には盟友、時にはライバルとして関わり合う2人。
楽天・星野監督が、巨人・原監督と日本一を争うという状況は、まさに"因縁の新章"そのものなのだ。

そんなお互いをよく知る両者が激突する日本シリーズだが、戦う前から、すでに熾烈な"暗闘"が繰り広げられていた。
「その一つが事前の情報収集、つまり"情報戦"です。現在のプロ野球では、各球団ともスコアラー陣が充実。シーズン中は先乗りスコアラーが対戦チームの状態をしっかり掴んでいます。当然、両チームともスコアラーが多岐にわたる情報収集と分析を進めていました」(前出・デスク)

落合監督時代の中日が「セ・リーグ5球団に専属スコアラーを張りつけてシーズンフルマーク態勢」(在京球団関係者)だった例外はあるものの、データ収集においては、巨大メディアを親会社に持つ巨人の力が群を抜いている。
「情報戦では、巨人が楽天を圧倒的にリードしている。年、日本テレビ系列の日テレプラスが楽天主催試合の放映権を持った関係で、巨人は楽天の大量の試合映像を入手できている」(前出・民放スポーツ局記者)

今年、独走でセ・リーグ優勝を果たした巨人だけに、早い段階で日本シリーズを意識していたという。
「パの上位チームの試合には、巨人の編成部の人間がよくいました。9月頃からは、楽天の行く先々に彼らの姿があった。当然、編成部員の作った情報分析ファイルは、スコアラーの手に渡っています。田中、則本という楽天の2本柱はすでに丸裸でしょう」(前同)

さらに、野村楽天のヘッドコーチを務めた橋上秀樹巨人軍戦略コーチの存在が大きい。
橋上コーチをキャップとし、スコアラー陣が集めた情報を分析する態勢を確立しているという。

一方、初優勝に向け、全力でシーズンを戦った楽天には、情報収集に力を注ぐ余裕など、あまりなかったのが現実のようだ。
「楽天がトップを走っていた9月上旬、とある楽天スタッフが星野監督にシリーズ対策の"お伺い"を立てたところ、即座に"(リーグ)優勝することが先や!"と一喝されたそう。若いチームだけに、浮足立たぬよう、星野監督は目の前の戦いにチーム全体を集中させていました」(民放スポーツ局野球担当記者)
巨人が橋上コーチを軸に、"敵は宮城にあり"と動いていた時期だけに、両雄の差が浮き彫りになる話だ。

しかし、ここにきて、楽天に思わぬ"援軍"が現れたという。
「落合GM誕生という、中日の"政変"ですよ。星野監督は白井オーナーとは合わないものの、中日グループ内にはまだまだ信奉者が多い。ところが落合GMの就任で、親星野派のコーチ陣が一掃された。結果として、今年の高木体制を支えてきた、井上一樹・元打撃コーチ、今中慎二・元投手コーチらが、遠慮なしに星野さんに"情報提供"できるわけです」(デスク)

同時に、落合氏のGM就任は、原監督にも思わぬ動揺を与えたという。
「昨年、今年と、原監督がセ・リーグで我が世の春を謳歌できたのは、天敵だった落合監督がいなくなったから。落合GMの就任は、来年以降も常勝巨人を目指す原監督にとって、憂鬱な話。間違いなく心理的なプレッシャーを感じているでしょう」(前同)

11月5日公開のvol.2に続く・・・。

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