日刊大衆TOP 芸能

的中率95% SM理論分析で見えたプロ野球セ・パ 「CS優勝力」完全データ vol.1

[週刊大衆10月21日号]

いよいよ10月12日から、日本シリーズ進出をかけたクライマックスシリーズ(CS)がスタートする。
ペナントレースでは、セは予想どおり巨人が圧勝。
一方のパは、大方の予想に反して楽天が悲願の初優勝を決めたが、実は、本誌は開幕前に、この2チームの優勝を予想していた。

その予想をする際に用いたのが、メジャー流評価方法のSM(セイバーメトリクス)理論。
そこで、今回は的中率抜群のこの理論を用いて、両リーグのCS優勝力を徹底分析した。

まずは、SM理論を復習しておこう。
SM理論によって選手を評価する際、主に使われるのが、WHIPとOPSという2つの数値。
前者は投手を、後者は打者を評価する指標だ。

大リーグ研究家の福島良一氏が解説する。
「WHIPは、被安打と与四球の合計を投球回数で割って算出します。1イニングに四球やヒットを出さず、いかに出塁を抑えるかを表した投手の指標で、数値の低いほうが優秀な投手ということになります」

先発で1・0を割り込むのは超一流投手の証。
ちなみに、今季の楽天・田中将大は0・94、広島・前田健太は0・93という驚異的な数字を記録している。
「一方、OPSは出塁率と長打率を足したものです。数値の高い打者ほど、チームへの貢献度が高いということになります」(前同)
こちらは、数値が高いほど優秀な選手ということになり、0・9を上回るのが一流選手の証。
ちなみにセの本塁打王・バレンティンのOPSは1・234。SM分析ではこの2つの数値が基本になるのだが、「CSのような短期決戦の場合、スモール・ベースボール向きの別の指標を重視するんです。投手は、得点圏に走者を置いたときの被安打率の低さや、チーム全体の奪三振数。打者は、バント数、犠打数、盗塁数、得点圏打率の高さを重視します」(同)

そこで、本誌はWHIP、OPSに、こうした数値を加えて、各チームの優勝力を算出した。
まずは、セ・リーグから具体的な分析に入ろう。
やはり数値上でも、巨人の力は、ほかのチームを圧倒している。
「特にリリーフ3人は、まったく隙がない状態。3人とも得点圏被安打率は1割台で、ゲーム後半で点を取るのは至難の業といえます」(スポーツ紙デスク)

だが、巨人にも弱点がないわけではない。
ひとつは先発陣。
「駒は揃っているんですが、確実に勝ちを見込める選手がいない。実は、ホールトン以外の3人は、いずれも得点圏被安打率が2割5分超え。ランナーを背負ったら、4回に1回は打たれる計算で、つまりピンチに弱いんです」(前同)

また、数字の上では最強に見える打線も、コンディションに不安が残る。
「阿部慎之助はまだ本調子じゃないし、村田修一は"7、8月の打ち疲れ"と本人も言うようにスランプ気味。坂本勇人にいたっては、ヒジと足に故障を抱えていて、試合前のシートノックにも動きがついていけない状態です」(同)
こうした不安の残る巨人軍が、いま一番危機感を抱いているのが、2位阪神ではなく3位広島だという。

「もともと巨人は、CSの対抗馬を阪神だと考えて早くから対策を練ってきました。それが9月に入ってからは広島に切り替えて、対策を急いでいます」(巨人軍担当記者)

上り調子の広島を支えるのは、投手陣。
なかでも、CSを戦ううえで前田の存在感は大きい。
「短期決戦では、絶対的エースを抱えているかどうかが、勝敗を大きく左右しますからね」(前同)

また、前出・福島氏が言っていた短期決戦で重視される指標がいいのも、広島の特徴だ。
「チームの盗塁数111はセでトップ。犠打数157も、犠打成功率・877もトップ。この数字は、機動力で相手をかき回し、つないで得点を重ねてきた結果です」(前出・デスク)

野球解説者の江本孟紀氏は、こう言う。
「第一ステージは、広島が勝ち残りそうです。広島の投手陣は、リリーフに心もとない面はありますが、安心感がある。(阪神は)マエケン、大竹寛をぶつけられたら勝てませんよ」

10月15日公開のvol.2に続く・・・。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.