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「北朝鮮弾道ミサイル」防衛省が青ざめる“激ヤバ進化”の実態

[週刊大衆02月29日号]

「北朝鮮弾道ミサイル」防衛省が青ざめる“激ヤバ進化”の実態

「軌道を分析する限り、実験は成功だったと言えます。ここまで技術を進歩させていたとは……」と防衛省幹部が青ざめた顔で言うのは、2月7日午前、長距離弾道ミサイルを発射した北朝鮮のこと。「今回のミサイルは、テポドン2号の“改良型のさらに改良型”といわれているんですが、想像以上にずっと進んでいるんです。2006年のテポドン2号は6000キロしか飛ばなかったが、12年の改良型は1万キロ、今回のテポドン2“改改”は1万3000キロと射程距離を伸ばし、アメリカの首都ワシントンにも撃ち込めるんです」(防衛省関係者)

 1990年代、日本列島を全射程に入れる「ノドン」(推定射程1500~2000キロ)開発から20年あまり、ノドンをバージョンアップさせたテポドン初号を経て、グングン飛距離を伸ばしている。一部に、“北朝鮮産の限界”と揶揄されがちな命中精度の悪さも、実際は問題にならないというから驚くばかり。軍事ライターの黒鉦英夫氏が言う。「細かな性能から、北の弾道ミサイルをくさす専門家がいます。実際、命中精度は東京の新宿を狙って埼玉県の川口に落下する程度の誤差はあるでしょう。ただ、弾道ミサイルは一度発射されてしまったら、間違いなく甚大な被害が出る。ですから、命中精度はあまり問題になりません」

 北朝鮮は短中距離から長距離のものまで、各種弾道ミサイルを取り揃えている。加えて、近年はSLBM(潜水艦発射式弾道ミサイル)の開発に着手しているが、これがまた凄いのだ。「弾道ミサイルは、発射基地で燃料の注入が始まると直ちに衛星で捕捉されます。液体燃料をロケットに入れると、そのまま放置できないため、数日以内に発射しなければなりませんので、いつ、どこからミサイルを発射するかが、相手側にバレてしまいます」(黒鉦氏)

 ところが、SLBMは海底に潜む潜水艦からいきなり弾道ミサイルを発射するので、これを事前に捕捉するのは極めて困難。「また、相手国近海まで進み、ミサイルを発射できるメリットもあります。SLBMこそ、究極の弾道ミサイルなんです」(前同)——北朝鮮の危険な“火遊び”は、いつまで続くのか……。

「北朝鮮弾道ミサイル」防衛省が青ざめる“激ヤバ進化”の実態

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