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ある日突然年金が消える年金機構の「詐欺まがい手口」許せん! vol.1

「これじゃ本当に泥棒同然ですよ。なんの説明もなく、年金が消えてしまったんですから!」
開口一番、怒りの声を上げるのは、今回の被害者、東京都在住のAさん(66)。

Aさんの怒りの矛先は、2カ月に一度、彼の指定銀行口座に年金を振り込む日本年金機構。"消えた年金"で世の批判を浴びた社会保険庁が廃止され、「お客様目線に立つ」ことをモットーに、10年1月1日に設立された特殊法人だ。

だが、お客様目線どころか、また「年金が消えた」のでは、シャレにもならない。いったい、どういうことなのか。Aさんは偶数月、つまり2、4、6月……の年6回、各約22万円の年金をもらっている。年金の振込は基本的に偶数月、2カ月分まとめてが基本だからだ。
そんななか、今年2月、彼は日本年金機構から、亡くなった父に年金の過払いがあったことを知らされる。Aさんいわく、死亡届をすぐ出さなかったため、余分に振り込まれたと思われるためだという。

その額は約10万円。一括返済は厳しいので、話し合いの結果、2カ月ごとの年金から3000円ずつ引いてもらうことで合意した。ところが、今年6月分はさらに6万5000円も減額されていたという。
「当然、どうなっているんだと最寄りの年金事務所に行きました。ただし、これは結果的には私のミス。6万5000円は妻の扶養年金分。不正防止のため、年金機構は何年かに一度、現在も妻に受給資格があるか審査をしており、それに私が返事をしてなかったためでした」(Aさん)

日本年金機構には、各地域に年金事務所がある。そこにAさんは相談したのだ。そして、遅ればせながら交渉をした結果、年金事務所は次回8月の振込の際、通常の約22万円に6万5000円上乗せして振り込むと約束したという。ところが、8月の振込の際、上乗せは一切なかった。そこで再度、年金事務所に出向いたAさんは、担当者から予想外の話をされたというのだ。
「年金機構には"内規"があって、奇数月の振込分については、"債務"があれば勝手に相殺していいことになっているというんです。"担当者が少しでも早く振り込んであげようと、善意で8月分と一緒でなく、7月に別途振り込もうとしたことが裏目に出て"と……」

つまり、Aさんの父の10万円の過払い債務の弁済の一部に、その6万5000円は充てられてしまったというわけだ。
「でも、話し合って月々3000円で合意しているんだから。そんなバカな話、ないですよ!」(前同)というわけで、興奮したAさんは、「これじゃ詐欺だ!」と抗議すると、年金事務所の所長に、次のようにいわれたというのだ。
「私個人も、おかしなことだと思います。でも、上が決めたことなので、どうしようもないんです。この結果、予定していた振込がなく、困っている方はほかにもかなりいらっしゃると思います。なぜ奇数月だけ"勝手にしていい"のか、内部の私にも理由はまったくわかりません」

10月05日公開のvol.2に続く・・・。

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