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小沢一郎 橋下 維新 安倍 自民「W乗っ取り計画」 vol.1

永田町の表舞台に、いよいよ、鳴りを潜めていたあの男が帰ってくる。

永田町の不死鳥こと、新党『国民の生活が第一』(以降、生活)の小沢一郎代表のことだ。
「これまで彼の政治活動を縛っていた"陸山会事件"裁判で、東京高裁は9月26日の控訴審第1回公判で、指定弁護士が出した新証拠をすべて却下して結審。11月12日に判決の予定ですが、事実上、小沢氏の無罪は確定したと見られています」(司法記者)

この"陸山会事件"とは、09年、小沢氏が自宅近くの土地を購入した際、政治資金収支報告書に虚偽記載したとして、政治資金規正法違反容疑で、民間団体が告発したもの。以後、同事件は刑事捜査に発展。翌10年、東京地検特捜部が小沢氏の秘書ら3人を起訴。11年には、検察審査会の起訴議決によって小沢氏自身も起訴され、今日まで争われてきた。
「同裁判の過程で小沢氏には"永田町の不動産王""金権政治家の権化"といった中傷が雨あられのごとく降り注ぎ、その力を大きく削ぐ要因となりました」(全国紙政治部デスク)

しかし、その裁判も間もなく幕を閉じようとしている。しかも、"無罪"という結末でだ。3年の長きにわたって小沢氏の活動を縛ってきた手かせ足かせがいま、解かれる――。
「現在、小沢氏の関心事は総選挙の一点に絞られています。9月9日には次期衆院選の第1次公認候補29人(現職に限定)を発表しています」(同)

さらに来る10月25日の結党記念パーティーでは、第2次公認候補も発表予定。最終的には300小選挙区全部に公認候補を擁立するという強気の姿勢を打ち出している。
同時に小沢氏は、第3極による統一戦線"オリーブの木"構想を提唱。
反増税や反原発を柱に、中小政党がゆるやかに提携して第3極を結成。来る衆院解散・総選挙後の天下獲りを目指す狙いだ。
「"オリーブの木"構想とは、96年、イタリアの中道左派が連合、著名な経済学者プローディ氏を統一候補として擁立。見事、プローディ政権を誕生させた政治運動の一つです。小沢氏は、それに倣って第3極を集結、民主でも自民でもない、新たな政権を誕生させる戦略です」(生活の関係者)

まさに"剛腕"の面目躍如といったところだ。

"野田再選""安倍復活"といった、ぬる~い2大政党の党首選など眼中になく、小沢氏が見据えるのは激動必至の総選挙だ。
「現時点の読みでは、安倍自民党が現有の119議席から約220議席へと大幅増。焦点の橋下徹大阪市長率いる『日本維新の会』(以降、維新の会)は、関西以西を中心に50議席前後。他方、与党民主党は248議席から2ケタ台へ急落。結果、どの政党も衆院で単独過半数が得られず、政界再編の大激動が始まると見られています」(政治評論家・浅川博忠氏)

一方、生活(現有37議席)にも厳しい評価が。
「小選挙区で勝ち抜ける候補は、小沢氏を含めて数人。比例を合わせても、よくて数十人規模の当選がせいぜいと見られています。これでは総選挙後、永田町でキャスティングボートを握ることはかなわず、ヘタすれば党壊滅も、と見る識者もいます」(前同)

小沢氏の掲げる、"オリーブの木"構想も、画餅に帰す可能性も大いにある。しかし、さすがは剛腕。ここにきて、耳を疑う新たな謀略が浮上してきた。
「安倍自民党と、永田町で一大勢力を築くことは間違いない橋下維新の会の2大勢力に小沢氏が合流。3派連合の新政権誕生を目指している、との仰天情報です」(ベテランの政治記者)

ちなみに、総選挙後、安倍自民党と橋下維新の会の連携は、永田町の大方も既定路線と見ている。
「当初、自民党は総選挙後は"3党合意"を優先。自民党と公明党、そして民主党が組んで"大政翼賛"政権を樹立すると見られていました」(前同)

それが、ここにきて、自民党新総裁となった安倍晋三氏の極端なまでの民主嫌いがクローズアップ。安倍総裁は総選挙後、3党合意よりも橋下維新の会との合流を最優先にするという見方が優勢になってきた。その安倍総裁と橋下維新の会代表の因縁は深い。

先の8月には、橋下代表が安倍氏に維新の会の中核議員としての参加を要請。「このとき、橋下氏は安倍氏に"ボクは安倍さんの次の首相でいいんです"とまでいって口説いたといわれています」(在阪の記者)

対する安倍氏も、周辺に「橋下氏は同志」と語るほど心を許している。

10月16日公開のvol.2に続く・・・。

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