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誰が総裁でも人気は上がらん「旧態依然」のままの自民党

9月26日の自民党総裁選――第1回目の投票では、地方票で石破茂候補に負け、国会議員票で石原伸晃候補に負けてたのに、決選投票では石破候補に勝利した安倍晋三候補。安倍選対は勝因を、こう解説する。
「石破さんは脱派閥を主張していたから、派閥の幹部たちが許さず、決選投票では町村派、古賀派が安倍支持に回った。さらに、選挙の顔選びでもあったから、見てくれのいい安倍さんに票が流れたんです」

結果は安倍108票、石破89票の僅差だから、自民党あげての支持ではなかった。と同時に、ある党内良識派は「安倍新総裁で自民党の支持率が急上昇することはない」と、こう続ける。
「各候補が訴えていたのは、①尖閣・竹島問題での防衛力の強化②民主党批判の2点。しかし、どっちも国民の心には響かない。尖閣問題で中国の反日デモが盛り上がったため、各候補は軍備増強を訴えましたが、中国側が沈静化してしまったため、さほどの焦点にはならなくなった。さらに、民主党政権の弱腰外交の批判や、政権運営の欠陥ぶりを批判しましたが、国民は民主党がもうダメなのは痛いほどよく知っている。これで点数を稼いでも、野球でいえば相手の敵失や死球での得点。ホームランやタイムリーなど、自力じゃないですからね」

問題は"野党"に転落した自民党が、本当に再生できたかどうかである。
「実は3年前、党改革委員会を設置して、昨年6月に①派閥を党運営に一切関与させない②企業・団体だけでなく消費者、生活者サイドに立つ③候補者は公募を中心にするなど、中間とりまとめを発表しました。これが実現すれば"再生自民党"となるはずでしたが、改革案に派閥のボスや長老らが猛反発し、寄ってたかって潰しにかかった。改革委員長だった塩崎恭久氏は抗議の辞任。結局、党改革は雲散霧消しましたからね」(自民党関係者)

「派閥の後押し」で石破さんを破って総裁になった安倍さんに、はたして派閥政治の改革ができるのか。

旧態依然のままの自民党に、日本の未来を任せるのは無理かもしれない。

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