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「野球賭博問題」巨人がハマりこんだ“ドロ沼地獄”

[週刊大衆03月28日号]

「野球賭博問題」巨人がハマりこんだ“ドロ沼地獄”

 フレッシュな新監督の足元をすくう、ドス黒い球界の闇。欲まみれの魑魅魍魎に取りつかれ“堕ちた盟主”ははたして自浄できるのか!?

 “清原ショック”が冷めやらぬプロ野球界に、さらなる激震が走った。巨人の貴重な中継ぎ左腕として、原巨人のV3にも貢献した高木京介投手(26)が3月8日、野球賭博への関与を認めたのだ。

 昨秋、巨人は野球賭博に関与していたとして福田聡志、笠原将生、松本竜也の3投手をNPB(日本野球機構)に告発。3人はNPBから無期失格処分を受け、巨人との契約を解除されたが、高木は不名誉な4人目の野球賭博関与者になってしまったわけだ。「事態を重く見た巨人の久保博球団社長は同日に会見を開き、渡邉恒雄球団最高顧問、白石興二郎オーナー、桃井恒和球団会長の引責辞任を発表。開幕まで3週間を切った時点の不祥事で、高橋由伸監督率いる新生巨人はとんでもない事態に巻き込まれてしまいました」(スポーツ紙デスク)

 昨年11月の3投手の無期失格処分で鎮静化したかに見えた野球賭博スキャンダルだが、巨人と球界の抱える闇は、さらに深かったということになる。「そもそも、今回の高木の醜聞は2月29日に『週刊文春』から球団に問い合わせがあったことから発覚したもので、球団が自ら告発したわけではない。久保社長が“昨年、膿を出し切れなかった責任を痛感している”と陳謝した理由も、そこにあります」(前同)

 久保社長と、コンプライアンス担当の森田清司執行役員が記者会見で明らかにしたのは以下の点。高木は2014年4月下旬の試合前、笠原元投手に誘われて、5月上旬までの間に3~4回、合計8~9試合を対象に現金を賭けたが、総額50~60万円負けたため、その後はやめた。昨シーズンもやっていないが、昨年秋に3投手の野球賭博関与が発覚した前後に、笠原氏と、その知人で飲食店経営者のB氏に「笠原に名前を貸していただけ」などと口裏を合わせるように持ちかけられた。

「B氏は、福田元投手を野球賭博に引きずり込んだとされる元不動産会社社員で大学院生のA氏とともに、NPBから野球賭博常習者と認定されている人物。このA氏が福田元投手のもとに“野球賭博の負けを支払え”と乗り込んできて、問題が発覚した。事件の背後に常にA氏とB氏が見え隠れしているのは紛れもない事実です」(夕刊紙記者)

 翌9日には、高木自らが記者会見をして謝罪。「球団の事情聴取にずっと嘘をついてきたが、もう限界だと思った。奥さんと両親に相談し……真実を言うことを……決心しました」 ときおり嗚咽しながら茫然とした表情で語る姿は、実に痛々しかった。「素行の悪さは札つきだった他の3人が“さもありなん”なのに比べると、高木の関与は意外でした。彼は練習熱心で、野球に取り組む姿勢も真剣でしたからね」(スポーツ紙記者)

 高木は星稜高、国学院大を経て11年にドラフト4位で巨人に入団。1年目から2勝1セーブ、10ホールドと活躍し、4年間で139試合に登板。デビューから続く連続139試合無敗は日本記録だ。「星稜高校の後輩ということもあり、あの松井秀喜氏も高木をかわいがってました。本当にバカなことをしたものですよ」(前同)

 ともあれ、野球ファンの関心事は「野球賭博に関与したのは4人だけなのか? また、巨人の選手だけなのか?」ということに尽きる。「そんなわけないだろ、と普通は思いますよね。裏社会で野球賭博が行われているのは半ば公然の秘密だし、胴元が自分の意のままになる選手を欲しがっていることも確かですから」 こう指摘するのは、スポーツジャーナリストの織田淳太郎氏。「野球賭博はもちろん言語道断ですが、全員が敗退行為(八百長)には手を染めていないと言っているのはまだ救いです。賭博で負けが込み、借金がかさめば、返済のために八百長を迫られかねませんからね」

 賭博関与が問題化する選手にピッチャーが多いのは、唯一「わざと負ける」ことができるポジションだから。すなわち、八百長試合を作ることができるからで、野球賭博の胴元の本当の狙いは、それなのだという。また、4人の野球賭博関与が主に二軍を舞台に行われていたのも示唆的だ。「二軍で調整中の選手というのは、一軍にいるときと違って緊張感に欠けるし、暇を持て余しがちなもの。特にケガをしている選手は焦りもあるし、精神的に不安定なことも多い。つい遊び半分でギャンブルに手を出してしまう側面があることは否定できません」(テレビ局スポーツ担当記者)

 これまでに、巨人の二軍のクラブハウスやロッカルームでは賭け麻雀やポーカーが日常的に行われ、ノックの練習中も、エラーを対象にした金のやりとりがあったことが明らかになっている。こうした“土壌”と野球賭博の問題は無関係と言えるのか。「うるさ型の川相昌弘・現三軍監督が二軍監督だった11~12年のシーズンは、二軍にも緊張感があったんですが……。川相さんがいなくなってから二軍マネージャーだけでは統率が取れなくなり、風紀が乱れていったんです」(前同)

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