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野田が頼りにする意外な「切り札」

[週刊大衆11月12日号]

「野田本人も、どんな国会審議にするか、まったく考えてないんじゃないか。秘策なんかないだろう」

民主党の長老が、本誌特捜班に愚痴るように、こう答えた。臨時国会の日程こそ、10月29日開会、11月30日閉会と決めたものの、そこから先の展望は見えず。自公野党は、「首相が解散時期を明確にしない限り、赤字国債発行法案の審議には応じない」と突っぱねているからだ。

困った野田さんは、自公以外の中小野党回り。維新の会から田中康夫氏のひとり政党・新党日本まで会談を行なった。共産党の志位委員長には「尖閣問題で"領土問題はナシ"という政府見解はおかしい」と突っ込まれると、「確かに、これまでは思考停止していた」と、ご説ごもっともといわんばかりの低姿勢だった。
「中小野党回りは、少し効果があった。中小野党党首は審議拒否とはいわなかった。国会が始まって中小野党だけ出席し、自公が来なければ、世論は"自公は党利党略で国民をバカにしてる"という流れになるかもしれません」(事情通)

しかし、だからといって山積する法案が成立するというわけではない。そこで野田首相が密かに期待しているのが、なんと、安住淳幹事長代理だ。
「輿石幹事長が野党と一切話さないのとは対照的に、安住さんはNHKの記者経験があり、誰とでも平気で話しに行く。しかも、自民党とのパイプが複数あるんです」(永田町関係者)

とりわけ、長老たちの懐に食い込んでいるという。
「森喜朗、青木幹雄、古賀誠といった面々は、消費税増税の三党合意を支えたから、安倍総裁の"なんでも与野党対決路線"とは違う。野田首相は民自公で組まないと"決める政治"が進まないと見ているから、腹の中では、臨時国会の課題の補正予算は減額、選挙制度も大幅譲歩を認めているはずだよ。野田さんは、そんな裏舞台の根回しを、安住に期待しているんだ」(民主党幹部)

もっとも、頼みの綱が「チョー軽いヤツ」(民主中堅)といわれる安住氏頼みじゃこの先はおぼつかない。

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