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iPS細胞も悪用される!被害者遺族が語った「臓器再生詐欺」極悪手口 vol.2

[週刊大衆11月19日号]

治療後、症状の改善が見られなかったK氏の父親はX氏のさらなる薦めを受け、インドネシアで腎臓の移植手術を受けたという。
「父はほどなく、その合併症と思われる心筋梗塞で亡くなりました。この治療ではX氏に3000万円を払っています。しかし、領収書は一切ない。またN社のHPは海外のサーバーを使い、海外の法人として情報を流しているなど、日本の法律で裁くのは難しく、まだ訴訟を起こせていません」(K氏)

K氏から語られた、驚くべき"臓器再生詐欺"の実態。これは事実なのか、本誌はX氏に接触を試みた。

――K氏の父親がES細胞移植、臓器移植を受けたのは事実か?

「個別の話には、お答えできません」

――K氏の父親は、領収書のない多額のカネを支払ったと聞いたが。

「本人のご意志でやられたことだし、(同行した)奥さんは批判してないはず。事情を知らない息子さんが勝手にいっていることで、法律に抵触するようなことは一切、行なっていない」と語るのだった。

最先端医療を謳った詐欺まがいの事例は、数多くある。

今年8月にも、臓器移植支援を謳う民間団体から、中国での移植手術を斡旋され、1000万円を騙し取られたとして男性が同団体の元代表ら2人を詐欺罪で告訴しているが、警察は中国側の捜査が困難なことから、立件を断念している。

医療に詳しいジャーナリストは、こう警鐘を鳴らす。
「ES細胞などの最先端医療を謳い、日本の法が届かない海外で不透明な治療を行なうという悪質な行為が野放しになっているのが実情です。今後、これにiPS細胞が悪用される例が加わる可能性も十分に考えられます」

患者の弱みにつけ込み、多額のカネを騙し取る悪党には注意が必要だ。

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