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世界陸上に挑む 出過ぎた杭 市民ランナー川内優輝に日本陸連の「しかめ面」

[週刊大衆8月19・26日合併号]

17世紀イタリア。地動説を唱えたガリレオ・ガリレイは「愚か者め」と笑われ、審問にかけられた。現代でも、権威に睨まれる異端児がいる。モスクワでの世界陸上に出場する、川内優輝(26)その人だ。

「埼玉県庁の職員でありながら、実業団所属の選手を打ち負かしてきた型破りの公務員ランナーです。今冬の別府大分毎日マラソンでの2時間8分15秒が代表派遣の基準を突破し、一昨年テグの韓国・大邱大会に続き2度目の世界陸上参戦となりました」(専門誌記者)

練習メニューも個性的。

走り込みは1日たったの1時間。体をいたわってのことかと思いきや、ほぼ毎週末、全国のマラソン大会へ出走……極端かつ奔放な練習で成績を残すがゆえに、日本陸連は、川内のことを快く思っていないという。

「陸連の指導方針は、“真夏の東京は避けろ”なのに、彼は、この酷暑のなか、東京都北区の“味の素トレーニングセンター”に泊まり込み。さらに、“冬は沖縄合宿、春先は高地トレーニング”とのお達しもスルーし、一年中、埼玉の自宅周辺で走ってきました」(前同)

自由すぎ!

陸上に詳しいスポーツ紙記者が言う。
「過去、日本の長距離界は学生のトップ選手を実業団に入れ、その駅伝大会の練習を背景にランナーを育ててきた。だが、川内は陸連のやり方を踏襲せず、スカウトを袖にして、埼玉県に就職。独歩の道を選んだ彼が結果を出せば出すほど、陸連のメンツは潰される」

当事者は、どう感じているのか。本誌は日本陸連副会長の澤木啓祐氏を直撃!

「過去にも常識破りで、頑固な選手はいくらでもいました。ただ、彼は、自己コントロールができる選手だから成せるのであって、万人が真似できるわけではないんです」
と、超人的な能力に脱帽するしかない様子。

来る世界陸上の目標を「6位入賞」と語った川内。
出過ぎた杭は打たれるか、または歴史に名を刻むか?

運命の号砲は、日本時間の8月17日20時30分に鳴る。

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