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ウッズと並んだ21歳 松山英樹「全英オープン6位」2つの秘密

[週刊大衆8月12日号]

新人学生プロ(東北福祉大4年)の松山英樹(21)が、初の全英オープンで、タイガー・ウッズと並ぶ6位タイの快挙を達成した。

今年の舞台となったミュアフィールドGC(スコットランド)は、日本でいえば、川奈ホテル富士コース1番と18番ホールの高度に位置しており、激しく重い強風が吹く難コース。80年には、青木功が型破りの「転がし」技で大会3日目に63というメジャー最少スコアを出した。この記録はいまだに破られていない。あのときの青木は、最終的に12位タイだった。

今回の松山の大活躍の理由は2つある。1つは「食事」だ。子供の頃から、小魚を骨ごとバリバリ食べているので骨太。そこに筋肉がつくからパワーが出る。現在81キロという立派な体がそれを証明している。

東北福祉大ゴルフ部の阿部靖彦監督は以前、「プロスポーツ選手にとって最も大切なことはよく食べることだ。食事におカネをかけないと、長い闘いは耐えきれなくなる」と語っている。

今回はミュアフィールド近くに一軒家を借り、ロンドンから和食の料理人を呼び寄せた。松山は和食はもとより、肉を中心とした洋食、中華も選り好みせず、よく食べたという。

2つ目の理由は、「阿部監督が選手の心理を読み取る能力に優れている」こと。ちなみに監督、ゴルフはあまり上手ではないが、松山の心を読み切っている。それが見て取れたのが、3日目の17番でのペナルティシーン。松山はファーストパットに時間をかけすぎたとして、「スロープレー」のペナルティを科せられてしまったのだ。このペナルティは、21歳の若武者にはあまりに酷だった。

ここで阿部監督の本領が発揮された。彼は松山に、「ルールはルール。守るべきだ。いいか、明日は1、2番を連続バーディにして17番ホールのぶんを取り返せ。だから明日のスタートホールは3番からだと思え!」とアドバイスした。

この助言に松山がどれだけ励まされたか。対して、ライバル石川遼は親離れできず、見るも哀れだ。松山と石川の差は、ここにあるのかもしれない。(現地ルポ=ゴルフ評論家・早瀬利之)

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