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小沢一郎が始める「恐怖の次期総理面接」スケジュール vol.1

[週刊大衆12月03日号]

政界勢力図を一気に塗り替える永田町の一大決戦が、ついに現実のものとなった。
「野田首相のまさかの解散で、12月16日投開票となりました。想定よりも早い動きに、第三極の大同団結を目指す橋下徹大阪市長率いる日本維新の会や、先般、太陽の党を結成した石原慎太郎・前東京都知事らは慌てふためいています」(全国紙政治部デスク)

なんとか選挙を前に協力を目指す第三極だが、時間切れの様相を呈してきている。どちらにしても総選挙後の政局は、さらなる混乱が予想される。
「これまで各マスコミがたびたび報じてきたとおり、総選挙では、自民党も含めて単独過半数を取れる政党はないでしょう。選挙後は、各党が入り混じることになります」(前同)

そんななか、俄かに脚光を浴びているのが「国民の生活が第一」(以下、"生活")の小沢一郎代表の動きだ。
「11月12日、陸山会事件の控訴審で"晴れて"無罪判決を勝ち取り、これまで彼の政治活動を縛っていた"被告人の身"というレッテルが外れることになります。全国紙をはじめ大マスコミは報じませんが、"潔白"の同氏には、国民から同情の声もあがり、支持率も上昇しているようなんです」(夕刊紙記者)

着々と力を盛り返し始めている小沢代表。
「選挙が現実になり、"乱世の奸雄"の面目躍如といったところでしょう。現在の議員数でも自民、民主に次ぐ"生活"は、選挙後に少なく見積もっても30議席は確保するはずです。ほかの政党も、その力を意識せざるを得ない状況で、水面下で小沢氏と協力できないか探っています。その姿を見ていると、あの"総理面接"まで決行した往年の輝きが戻ってきたかのようです」(前同)

 "総理面接"とは、小沢氏の"剛腕"の名に相応しいエピソード。自民党幹事長時代の91年、小沢氏は、ポスト海部を争っていた宮澤喜一、渡辺美智雄、三塚博の3氏を個人事務所に呼びつけて、"総理資格面接"を敢行したのだ。

次の総理を若年の幹事長が決めるその小沢氏の実力に、当時の永田町は震え上がった。
「今回も、その経験と力を頼って第三極の総理候補ともいえる面々が、最終的に小沢氏の下に"面接"のため集まるのでは、と囁かれています」(同)

だが目下、第三極の流れは橋下-石原タカ派同盟軍と、左派陣営が集う小沢連合軍に真っ二つの状況。

「いま、この2つの陣営が熾烈な主導権争いを演じていて、"両者が手を握り合うことはない"というのが永田町の大方の見方です。もっとも双方とも、分裂状態のままで選挙戦に突入すれば、互いに票を奪い合って共倒れとなるという共通認識も強くあります」(政治評論家・本澤二郎氏)

この状況を前に、小沢氏は、どうやって第三極をまとめあげるというのか? ここで小沢氏が巨大第三極結成の最大のキーマンと見ているのは、橋下徹・日本維新の会代表その人。

総選挙を前にして、橋下氏の前途には暗雲が立ち込めている。
「ほんの数カ月前までは昇り龍の勢いでしたが、いまはかなり厳しい状況です」(日本維新の会関係者)

頼みとする支持率が急降下。それに伴い、これまで300の全小選挙区に候補者を立てて一気に永田町を制圧すると豪語していたのが、いま現在、ようやく80人程度の小選挙区候補者を擁立するという有り様だ。
「維新旋風が吹くどころか、完全な逆風状態です。橋下氏も、このままでは永田町での過半数獲得は無理として、戦略の練り直しに入っています。また、仮に永田町で一大橋頭堡を築けたとしても、橋下維新は所詮"素人"の集まり。維新メンバーだけで海千山千の政治家や官僚を相手に戦うことは、とても無理だとも判断しています」(前同)

そこで橋下氏は、選挙戦も含めて経験豊富な小沢氏を頼り始めているという。

一方の小沢氏は、これまで橋下維新に対し、「橋下の悪口はいうな。つかず離れず行け」と側近に指示。同時に、橋下維新の旗印の一つ「TPP推進」に対し、態度を明確にせず"曖昧"作戦に終始してきた。
「小沢氏は、そこを曖昧にすることで、最終段階での橋下維新との連携に含みを持たせたんです」("生活"関係者)

橋下氏がギリギリの段階で第三極結集に頓挫してニッチもサッチも行かなくなったとき、小沢氏の前に提携話を持って来ると読んでいるのだ。
「そのときこそ一気呵成の"平成維新"実現の瞬間と見て、小沢氏は、いまはただひたすら"熟柿作戦(柿が熟して自然に落ちるまで待つ)"の一手です」(前同)

政治評論家の板垣英憲氏は、実は、この作戦がすでに成功しており、小沢、橋下両氏が水面下で選挙協力をしていると考える。
「すでに小沢氏と橋下氏は裏で、小選挙区の候補者調整にまで入っているといいます。橋下維新が候補者を出してい
るところは"生活"が応援。その逆も同じで、この候補者調整はかなり進んでいるそうです」

11月27日公開のvol.2に続く・・・。

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