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「無罪判決」で息を吹き返したゾンビ・小沢一郎の選挙戦略

[週刊大衆12月03日号]

「衆院の定数削減」を条件に、解散に踏み切った野田首相。この"大博打"に党内では反対の声も多かった。

なにしろ60の小選挙区でまだ候補者がいないのだから、獲得議席は100を切るなんて予測も出ている。解散で慌てているのは日本維新の会など第三極の各政党も同じだ。
「日本維新の会は、西日本中心の小選挙区で80人の候補者を内定しているが、ほとんどが政治の素人。事務所や運動員の集め方もわからない連中が大半。しかも、肝心の石原新党・太陽の党との連携がしっくりしてないから、マスコミが煽るほどの実態はついていってない」(永田町関係者)

そんななかで「やっぱり選挙巧者だ」と警戒されているのが、国民の生活が第一の小沢一郎代表だ。少し前までは、「連携相手もいないから現有議席の半分は落選する」(事情通)といわれていたが、政治資金規正法違反の控訴審でも無罪になって、選挙に集中できる体制も整ってきた。
「今月9日、小沢氏は鈴木克昌議員の地元・愛知県に入りました。そして、都市部ではなく静岡と長野の県境の農山村で、軽トラックの荷台に上って街頭演説です。大物政治家が来ることのない村なので300人が集まりました。これは小沢流"川上作戦"。人口の少ないところから都市部に支持を広げていくやり方です。小沢事務所の秘書軍団は選挙の弱い議員の地元に張りついていて細かな指示を出しています」(党関係者)

先月、「小沢・橋下密談があり、"選挙区の住み分け"の合意をした」という情報もある。

小沢氏の総選挙後の動きにも既成政党は警戒している。自民優勢といわれても過半数に届くことはないし、第三極の政党も過半数は無理。となると、第三極の諸政党を束ねて既成政党と連立する可能性が高い。
「93年の細川内閣は、非自民の8党がまとまって政権交代しましたが、これを一瞬でまとめたのが小沢さん。このあたりの勘のよさは、他の政治家には真似できません」(事情通)

どうやら、再び乱世の政治家の出番か。

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