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本当に怖い「花粉症」はスギじゃない!! 合併症まで要注意の花粉とは?

本当に怖い「花粉症」はスギじゃない!! 合併症まで要注意の花粉とは?

 春の花粉症、代名詞といえば「スギ花粉」ですが、ほかにもヒノキ、シラカンバ、ハンノキといったアレルゲンとなりうる樹木が私たちのまわりにたくさんあることは、あまり知られていません。その中でも注意したいのは、ハンノキやシラカンバなど、「ブナ目カバノキ科」に属する樹木たちです。花粉の飛散期間が1~5月上旬までと長いうえに、日本では公園にカバノキ科の木が植樹されていることが多く、知らず知らずのうちにアレルギーを発症させてしまっていることも!

 花粉症なんて、ただくしゃみや鼻水をガマンすればいいだけ、なんて思っている人もいそうですが、カバノキ科の樹木によるアレルギーになると「口腔アレルギー症候群(OAS)」の併発に注意しなければなりません。OASとは、花粉症を患っている人が果物や野菜、ナッツ類を食べたときに口や喉、唇にかゆみやピリピリとした刺激を起こす病態のことをいいます。かゆいだけで済めばいいですが、症状がひどくなると顔の腫れやジンマシン、腹痛、呼吸困難、気管支喘息、アナフィラキシーショックを引き起こしてしまうこともあるのです。

 OASが起こる理由を簡単にまとめると、花粉に含まれるアレルゲンのカタチが、フルーツや野菜、ナッツなど植物性たんぱく質のカタチと似ているため(実際はもっと複雑です)。花粉などのアレルギー物質ではないのに、カタチが似ているためにアレルゲンだと脳が判断してしまい、アレルギー反応を起こしてしまうものなのです。

 もしもフルーツや野菜を食べてから15分以内に、かゆみやビリビリとした刺激を感じるようであれば、アレルギー科のある病院でアレルギー検査を受け、アレルギー反応を抑える抗アレルギー薬を処方してもらうことをおすすめします。現在、カバノキ科の樹木アレルギーで、OASを起こす可能性があると報告されている食物は下記の通りです。

●ハンノキ、オオバヤシャブシ
りんご、モモ、イチゴ、キュウリ、大豆、キウイ、オレンジ、ヤマイモ、マンゴー、アボカド、ほか

●シラカンバ
りんご、モモ、洋ナシ、アンズ、ヘーゼルナッツ、クルミ、オレンジ、ニンジン、ココナッツ、マスタード、ほか

 ごく普通に食べられている果物や野菜ばかりで、驚いた方も多いでしょう。小さなお子さんは、かゆみや違和感を言葉で伝えられないので要注意です。ちょっと違和感を感じたら家族みんなでアレルギー検査を受けることをオススメします。あとは毎日の積み重ねです。掃除をマメに行い、空気清浄機等でアレルゲンをできるだけ排除! 健康的な生活を目指しましょう。

わぐりめぐみ
東京生まれ。作家・編集ライター・シナリオライター。るるぶ等旅行雑誌から職歴をスタート。ティーン、ストリート、サブカル、ライフスタイル誌等で幅広く活躍。著書に『そして、ありがとう… 犬と私の12の涙』(日本文芸社)、『B型妻VSA型夫 毎日がグチLove』(笠倉出版社)、共著に『ミニチュアダックスフントの洋服屋さん』(実業乃日本社)等がある。

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