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日本では報じられない!中国「反政府大暴動」血みどろナマ現場 vol.1

[週刊大衆12月03日号]

「北京は現在、超厳戒態勢なんですよ」

こう語るのは、北京に滞在中のジャーナリスト・近藤大介氏だ。

「大通りには約100メートルごとに、地下鉄の駅には角ごとに5~6人の銃を持った武装警官が立ち、常に目を光らせています。天安門広場に近づこうものなら、全身をまさぐられ、尻の穴までチェックされますよ」

さらに、インターネットは約2週間前から使用できず、商店の棚からナイフはもちろん、鉛筆削りまで撤去されているという。それもそのはず、11月8日から14日まで、北京では第18回中国共産党大会が開催されていたのだ。
「5年に一度行なわれるこの大会は、今後5年間の中国指導部を構成する新しい中央委員などを選出する一大イベントです。特に今回は、胡錦濤国家主席から、習近平氏へと党の権力が移譲されることから世界中の注目を集めており、中国政府も、このタイミングでの暴動は、なんとしても抑え込みたいでしょう」(全国紙国際部記者)

しかし、その厳重警備もむなしく、天安門広場に陳情書を持った直訴者が現われたとの報道が出ている。
「ほかにも、チベット自治区では"チベット独立"と叫び、7人が焼身自殺。これを受け、青海省で1万人以上の学生らが当局に抗議を行ないました」(前同)

このように、中国人民の共産党への不満は溜まりに溜まっているのだ。

中国当局が「群体性事件」と呼ぶ"抗議活動"の発生件数は11年には年間20万件にのぼり、この10年で約4倍になっている。
「ただ、あくまで当局の発表。実際はそれ以上、年間30万件以上起こっていると思います」(前出・近藤氏)

では、"大暴動血みどろナマ現場"で何が起きているのか――。昨年9月から12月にかけて、広東省の烏坎村では5000人以上の農民が暴徒化した。
「原因は村を支配する村党支部書記ら一族による土地の強制収用。この一族は村の農地を取り上げ、そこに高級マンションを建設し、高値で売り飛ばそうとしていたんです。立ち退きさせられる農民への補償はわずか550元(約6600円)だったため、農民の怒りが爆発し、暴動が起きました」(全国紙北京特派員)

暴動当初には、逮捕された農民たちのリーダー格の5人のうち、1人が急死。
「現地政府は"心臓疾患"と発表しましたが、戻ってきた遺体の指の爪は何枚も剥がされ、歯はボロボロに折れ、複数個所が骨折。農民たちは政府の拷問によって死亡したとし、さらに暴動は激化しました」(前同)

農民と警官の衝突も何度も起き、現場では催涙弾が農民を直撃。頭から血を流す者や、警官に殴られて骨折する者まで現われ、戦場のようだったという。その後、村民たちは村の幹部を追い出し、バリケードを作り、警察と徹底対決。
「一方の政府は500人以上の警官を動員し、村への主要道路を装甲車で封鎖し、食糧、水、電気の供給をストップ。農地転用の同意書にサインした人のみ、食糧供給を行なう"兵糧攻め"に打って出ました」(同)

この暴動は3カ月もの長期間に及び、世界の注目を集めた。そのため、早急な解決を余儀なくされ、政府側が農民に歩み寄りを見せた結果、収まった。

また、11年10月、浙江省湖州市でも数万人規模の暴動が発生している。
「契機は現地政府が当初は80元だったミシン税を626元にまで引き上げたためです。この地域は子供服の産地として知られ、大部分の住民が縫製加工に従事している。この重税の圧迫に住民たちの我慢の限界がきたんでしょう」(中国事情に詳しいジャーナリスト)

さらに、税務局の職員が納税を拒否した女性加工業者を殴打する事件が発生したため、住民たちの怒りは頂点に達し、政府庁舎周辺の道路を封鎖した。
「政府の車両が住民を轢いたことで、一挙に暴徒化。街中、放火や投石で破壊され、数百台の車が横転させられていました。翌日には数千人の武装警官が現地入りし、外出禁止令が出される非常事態となりました」(前同)

100人以上が逮捕された模様だが、政府が増税を見合わせ、事態は収拾。

11月30日公開のvol.2に続く・・・。

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