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短期集中新連載 永田町謀略録「政治家の殺し方」 第3回 小沢一郎(国民の生活が第一代表) vol.2

[週刊大衆12月03日号]

09年9月、民主党政権が誕生すると、内閣法制局長官が国会に出ることはなくなり、同長官の答弁の機会は失われたが、「野田総理の代になって復活。財務省の傀儡政権である野田政権において、官僚サイドが巻き返しに成功したということです」(同)

また、官僚組織における反小沢勢力で最も大きいのが検察であり、その背後では超大国・アメリカが霞が関をバックアップしているというから恐ろしい限り。
「東京地検特捜部とアメリカは、歴史的に古い関係を保持しています。同特捜部の前身は、47年の米軍による占領時代に発足した"隠匿退蔵物資事件捜査部"。当時、旧日本軍が貯蔵していた莫大な資材が横流しされて、行方知れずになっていたため、それをGHQの管理下で探し出す部署として設置された経緯があるわけです」(前出・ベテラン記者)

両者の関係は現在まで続いているという。
「検事総長経験者やエリート検事などの"出世街道"に至るには、アメリカが関与する"謀略事件"を捜査したり、在米日本大使館の一等書記官として勤務したり、"日米関係"に気を遣わないといけない。いまも、ベッタリですよ」(前同)

アメリカにとっても、自主自立を目指す小沢の存在は面白くないようだ。アーミテージ元国務副長官は、〈小沢氏に関しては、今は反米と思わざるを得ない。いうなれば、ペテン師。日本の将来を"中国の善意"に預けようとしている〉(『文藝春秋』11年2月号)と、厳しく非難している。

小沢が目指す政治改革の一つは、戦後日本を実質的に支配し、属国としてきたアメリカとの、不平等な日米関係の打破だ。このことをアメリカ側は早くから察知し、小沢を潰すべく"刺客"を送り込んできた。その一人がマイケル・グリーンという人物で、CSIS(戦略国際問題研究所)研究員の肩書を持ち、ホワイトハウスの東アジア上級部長を務めたキーマンという。
「彼は、CIAと軍事専門の情報部が一緒になって、政治謀略を仕掛ける部署の責任者的な男。日本にも度々来日し、諜報機関はもとより政界や官僚たちとも太いパイプを持っている。彼が民主党内の反小沢グループに働きかけ、小沢攻撃を煽ったという説もあります」(元自民党代議士秘書)

そうした"小沢抹殺"の動きとして、最も大きかったのが、「陸山会事件」だ。
「検察とマスコミによる小沢への波状攻撃が始まったのは09年3月。資金管理団体の陸山会が04年に購入した土地をめぐり、政治資金収支報告書に記載していなかったとして、翌10年1月、元私設秘書らが東京地検特捜部に逮捕されました」(夕刊紙記者)

この際、小沢は検察と徹底抗戦することを宣言。そこで、検察は「待ってました」とばかり、小沢本人への聴取にも踏み切った。その直後の記者会見で、憮然とした彼の表情が、テレビで繰り返し放映されたことは記憶に新しい。

表向きには「小沢包囲網」は狭まりつつあるように思えたが、結果的に小沢自身は「嫌疑不十分」で不起訴処分に落ち着いた。しかし、10年5月、東京第5検察審査会が審査員11人の全会一致で「起訴相当」を議決。一方、検察も再度捜査したが、起訴できるだけの証拠を集められず、再び不起訴処分に至る。

それにもかかわらず、またもや検察審査会が2度目の審査を実施し、「起訴相当」を議決。11年1月、迷走の結果、最終的に「強制起訴」した。
「検察による徹底した捜査でも決定的な証拠を見つけられなかったのに、マスコミによる印象操作で、無理やり起訴に持ち込んだ印象が強い。これでは中世の"魔女狩り裁判"と変わりない」(全国紙ベテラン司法記者)

12月01日公開のvol.3に続く・・・。

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