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国民投票 日ハム 大谷翔平「二刀流は快挙か愚行か?」大激論 vol.1

[週刊大衆6月24日号]

日本球界を連日、賑わしている「二刀流選手」日本ハムの大型ルーキー・大谷翔平(18)。

打っては3割1分4厘、投げては今季セ・パ両リーグ最速となる157キロを叩き出し、二度目の登板で初勝利を挙げる(6月5日現在)など、滑り出しは快調……に見えるのだが、ネット裏では、「落合博満VS野村克也」と2人の名将の意見が真っ二つに分かれ、大論争が巻き起こっている。

まず、大谷の挑戦に理解を示したのが落合氏。開幕直前に『サンデースポーツ』(NHK)に出演した際、次のように語った。
「いいじゃん、やりたいっていうなら、やらせてみれば。途中でやめて、一本で行けよっていったら、両方ダメになるような気がする。悔いを残さない野球人生を送らせるためには、本人の意思を尊重してやらなきゃダメ」

落合氏がプロ入りしたのは25歳。一時は野球を諦めた経験もあるだけに、大谷の気持ちを汲んだものなのだろう。

しかし、この意見に真っ向から異を唱えるのが、ノムさんだ。5月30日に都内で行なった自著の発売記念イベントで、"口撃"開始。
「ふざけんじゃないよ! "一刀流"だけでも大変なのに。プロ野球を舐めてるよ。プロ野球の先輩たちは、彼に打たせちゃいけない。そのくらいの意地を見せないと。私が現役だったら、彼を絶対に打たせないね」

ボヤくどころか、怒り大爆発だ!
かつて1996年のオールスター戦で、松井秀喜VS「ピッチャー・イチロー」に対し、侮辱行為だとし、代打で投手の高津臣吾を送ったノムさん。今回も、ただの話題作りにしか見えないようだ。

そんなノムさんの大谷起用法は、「私が日本ハムの監督だったら投手をやらせるね」と、投手一本を明言。これまで、数々の名投手を育て上げた大監督がそういうのなら、投手としての素質は超一流なのだろう。

ノムさんのような「投手一本派」の評論家は多く、江本孟紀氏もその一人。
「いつまでも、こんな中途半端なことばかりでは、二刀流じゃなくて二流の選手になってしまいます。まったくの調整不足で、150キロを超えるストレートを投げられる素質があるわけですからね」

5月23日のプロ初登板で投げた86球のうち半分の43球で150キロ超。やはり、これだけの速球を投げられるのは、誰が見ても魅力的なのだろう。

現役時代にスイッチヒッターとして活躍した松永浩美氏は、大谷の技術の高さに驚く。
「ボールを投げるときの体の使い方が素晴らしいんです。足の使い方から上半身の使い方まで、普通は、あんなふうには投げられませんよ」
松永氏は二刀流については「可能性はあるんだよね」としつつも、「私はスイッチにするだけでも大変だったから、投手と野手の二刀流が成功する確率は低い」と懐疑的。

まずは投手に専念することを勧める評論家が多いのは、ほかにも理由がある。
その代表が張本勲氏。『サンデーモーニング』(TBS系)で球界のご意見番として、大谷に提言をしている。

シーズン前には「打者一本」だったのが、キャンプで投手・大谷を見て翻意。
「打者から投手は難しい」と、最初は投手で行くべきだと話している。

これについてスポーツ紙デスクは、こう解説する。
「投手として入団後に、打者に転向して成功した選手は少なくない。その最たる例がオリックスの糸井嘉男。彼が打者に転向したのが24歳ですが、大谷はまだ18歳ですからね。張本さんは、いきなり"投手一本"と決めつけずに、最初は投手で、ダメなら野手に転向すればいいというスタンスなんでしょう」

誰もが認める「投手・大谷」だが、6月1日、初勝利を挙げた二度目の登板後に、苦言を呈した評論家が現われた。それが、なんと落合氏なのだ。日刊スポーツ紙上で、
〈オレには「高校生の大谷」が投げているようにしか見えなかった。原石のままの状態、潜在能力とセンスだけを頼りに投げている〉
〈上体と下半身のバランスが悪く、肩のスタミナも足りない。原因は投げ込み不足、体力不足だと思う〉

二刀流最大の弱点――それは落合氏がいうように練習不足だ。
「たとえば打者の練習の基本は素振り。バットを振れば手にマメができます。だけど、投手をしていたら、そのマメが投球に悪影響を及ぼしてしまうんです。そんな状況じゃ、どちらもレベルアップできないですよね」(スポーツ紙記者)

6月18日公開のvol.2に続く・・・。

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