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熊本地震、これだけあった「不気味な予兆」

[週刊大衆2016年05月09・16日号]

熊本地震、これだけあった「不気味な予兆」

 地震の前に起こる異常な現象を総じて「宏観(こうかん)現象」と呼ぶ。阪神・淡路大震災の直前には数千羽の野鳥が一斉に移動する様子が確認されているが、今回の熊本地震に際しても、事前に様々な“異常”が確認されていた――。

「目撃例が一番多かったのが、いわゆる地震雲ですね。様々な形状の珍奇な雲が、九州地方を中心に全国で確認されています。私も地震発生のちょうど1週間前に、都内で波状の雲が三重四重に連なるのを見て気になっていました。こうした変わった雲と地震の因果は、はっきりとは分かっていませんが、活断層に圧力がかかった際に放射される電磁波が、その原因といわれています。その電磁波によってイオンが大量に発生することで、大気中に不思議な現象が確認されるわけです」(地震学に詳しいジャーナリストの田所修氏)

 地震発生の1週間前からツイッター上には、「地震雲」と題した画像つきの書き込みが殺到している。「地震雲は低い位置に浮かぶのが特徴です。形状は様々ですが、数時間経っても残っているものが多いとされています」(前同)

 動物の異常行動も、古来より指摘されている。「ナマズが暴れると地震が近いというのが有名ですが、近年注目されているのが、リュウグウノツカイ、サケガシラなどの深海魚です。地震の前にこれらが、海岸に打ち上げられていたり、定置網にかかったりすることが非常に多いのです」(科学誌記者) 熊本地震の前日13日には、三重県の尾鷲市沖の定置網に“幻の古代サメ”と呼ばれるメガマウスがかかっている。「生態が謎に包まれているメガマウスは全長6~7メートル。専門家の中には“地震サメ”と呼ぶ声もあるほど、地震との因果が鮮明です。この深海サメが揚がってから2か月以内に、M6以上の地震が発生した例は数知れません」(前出の田所氏)

 11年3月の東日本大震災(M9)には、56日前にメガマウスが揚がっている。「非常に困難とされる地震予知ですが、こうした宏観現象を分析していくと、大きな進歩があるかもしれません」(前同) 異端の研究が、大きな成果をもたらすか。

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