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日本プロ野球「火の玉豪速球投手」最新ランキング vol.1

[週刊大衆6月17日号]

5月23日、札幌ドーム、対ヤクルトの交流戦。注目の「二刀流ルーキー」の日本ハム・大谷翔平がプロ初マウンドに上がった。

3回2死二塁、打者・バレンティンの場面。ファールとなった6球目、電光掲示板が157キロの数字を映し出す。その瞬間、3万6608人の観客は一斉にどよめいた。

この日が投手としてのデビュー戦となる大谷は、2年連続本塁打王のバレンティンを2三振に斬って取るなど、随所に大物の片鱗を見せながら5回86球を投げ切った。デビュー戦の快投を見た野球評論家の橋本清氏は投手・大谷を絶賛する。
「大谷の速球を見ているとホレボレしますね。彼のストレートは豪速球というより快速球。バッターから見ると、きれいなフォームで投げ込んでくるスピンの効いた切れ味のある球です。素晴らしいですよ」

特筆すべきは、やはりスピード。この日、対戦した元メジャーリーガー・岩村明憲は、「間違いなくメジャーの投手に匹敵する」と太鼓判を押すほど。
「やはり、打者では豪快な本塁打。投手では豪速球こそが、野球の"華"。スピードボールが投げられるというだけでも、投手としてのアドバンテージは高い」(スポーツ紙デスク)

スピードガンでの計測が始まって以来、これまでの日本球界最速記録は、横浜在籍時のクルーンが記録した162キロ。日本人で、これに次ぐのがヤクルトの由規で161キロだ。

大谷の157キロも今シーズンの球界最速(5月31日現在。以下同)ではあるが、数字上では確かに2人に劣る。しかし、大谷には類まれな、持って生まれた"資質"がある。

プロ野球解説者の江本孟紀氏も、大谷のストレートには「天性のものがある」という。
「地肩が強いからこそ出せるスピードで、持って生まれた強さです。鍛えればできるというレベルのものではありません」

一方、大谷のライバル、阪神の藤浪晋太郎も負けてはいない。すでにプロで4勝を挙げ、投手成績としては、大谷よりも先んじている。打者・大谷との直接対決となった5月26日の日本ハム戦で、藤浪はプロ最速の153キロを記録。大谷には2打席連続で二塁打を打たれたものの、日ハム打線を散発6安打、1得点に抑えて、勝利投手となった。
「常時、140キロは出ているし、球道も安定しています。また、球の回転がよく手元で伸びるので、バッターは150キロ以上に感じるでしょう。そういった意味で、阪神のスタッフは"大谷以上"と評価しています」(スポーツ紙阪神担当記者)

同い年のルーキーだけに、これから長いライバル物語が続くのは確実。投手としての実績は藤浪が一歩リードしているが、前出・江本氏は両者のストレートをそれぞれ、こう評する。
「2人を比べると大谷のほうが上ですね。藤浪は右バッターの外角低めに投げるとシュート回転して、よれよれになってしまいますからね」

その大谷、藤浪の陰に隠れてはいるが、今年に入ってから関係者の間で密かに話題となっている豪速球ピッチャーがいる。ソフトバンクの千賀滉大だ。
「育成出身の3年目で、今年、中継ぎで投げた試合で、初勝利をもぎ取りました。武器は唸るようなストレーと、ストンと落ちるフォーク。22試合で29回2/3を投げて110人のバッターと対戦。奪った三振が41、自責点3、防御率0・91は、素晴らしい数字です」(前出・デスク)

今年の4月11日のオリックス戦で最速155キロを記録しているが、対戦した選手からは「スピードガン以上に速く感じる」との声も上がる。
「ゆったりとタメを効かせたきれいなフォームから、ズドンと豪速球が来る。タイミングを取りづらいうえ、スライダーとフォークのキレも抜群ですから、バッターは彼の直球を、さらに速く感じるでしょうね」(前同)

千賀のようなセットアッパーやクローザーは、長いイニングを投げる先発組より、スタミナの心配をする必要がない。そのため、力いっぱいストレートを投げ込める側面もある。

その"利点"を活かして、才能を開花させたのが日本ハムの増井浩俊だ。中継ぎの快速球ピッチャーとして、155キロの記録を残している。入団当初、先発要員だった増井だが、11年にセットアッパーに転向してから、投球が安定した。
「先発のときは、制球難が課題でした。球のスピードはありましたが、60回を投げて35与四球という典型的なノーコン投手。しかし、セットアッパー転向後は、最速155キロのストレートを軸に、フォークとカーブの縦に落ちる球を織り交ぜ、防御率も安定した。昨年は最優秀中継ぎ投手に選ばれています」(同)

巨人の豪速球投手といえば、澤村拓一。プロに入る前は「最速157キロ」とも謳われたが、プロ入り後の最高球速は155キロだ。
「ただ、速さにこだわりすぎるきらいがある。途中でスタミナ切れになり、イニングが進むほどボールが棒球となって、肝心なところで打ち込まれてしまう。実は今季、原監督には澤村の抑え転向という腹案もあったそう。短いイニングなら、何も気にせずにガンガン投げられますからね」(民放スポーツ局局員)

現在、防御率3・72。9試合に先発して、いまだ勝ち星は2。守護神転向も一つの手かもしれない。

6月11日公開のvol.2に続く・・・。

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