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プロ野球懐かしの助っ人外国人選手9人「豪打剛腕」伝説 vol.9

[週刊大衆5月20日号]

ラルフ・ブライアント
中日'88、近鉄'88~'95/試773 安778 本259 率・261

89年10月12日の西武球場、優勝を争う西武と近鉄のダブルヘッダー。この天王山を制したチームがほぼ優勝、というシチュエーションで、主役となったのがブライアントだ。

第1試合、まず4回にソロホームラン。さらに、1対5の4点ビハインドで迎えた6回には、郭泰源から同点満塁ホームランをかっ飛ばす。そして8回には、渡辺久信から勝ち越しソロホーマー。3連発の離れ業で、ひとりで西武を叩き潰してしまった。

続く第2試合。第1打席は敬遠四球だったが、3回の第2打席では、勝ち越しとなる49号ソロホーマーを放った。これで火がついた"猛牛打線"が大爆発、試合は14対4で近鉄の圧勝に終わった。

翌日のスポーツ紙には、「神様、仏様、ブライアント様」「奇跡の4連発」の特大文字が躍った。近鉄のリーグ優勝に大きく貢献したブライアントは、文句ナシでMVPを獲得している。

ブライアントは、もともと中日が将来性を見込み、二軍で育てていた選手。88年途中、主砲のデービスが大麻不法所持で逮捕され、退団した穴を埋めるため、近鉄が獲得したのだが、この移籍をきっかけに才能が開花。その88年に74試合で34本塁打と大爆発し、前年最下位のチームを、優勝争いにまで導いたのだ。

とにかく、そのパワーはケタ外れ。設計上、「不可能」とされた東京ドームの天井スピーカーへの直撃弾が象徴する超人的な飛距離は、いまも語り草だ。

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