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【武豊】嬉しいことがたくさんあった連休でした

[週刊大衆2016年05月30日号]

「ゴールデンウィーク? そういえば、そういうのもあったねぇ」 過ぎてしまったことは忘れ、心は早くも夏休みに飛んでいる人から、一週間たった今も、思い出を大事にしている人まで、人それぞれだと思います。

 今年の僕のゴールデンウィークは……いつまでも記憶に残るだろううれしいことがいくつもあって。心身ともに充実したものになりました。スタートは、5月1日、京都競馬場で行われた「天皇賞・春」です。最後の直線、少しもたついたところで、カレンミロティックに前に出られ、スタンドから悲鳴が聞こえましたが、勝負はあそこから。手綱を通して伝わるキタサンブラックの手応えは「まだ、いける!」と叫んでいるようでした。

「天皇賞・春」を勝ったのは、ディープインパクト以来10年ぶり。最近は、“平成の盾男”と呼ばれるのをこそばゆく感じていただけに、本当にうれしい1勝でした。さすがに、オーナーの北島三郎さんのむちゃぶり……『まつり』を歌わせられそうになったのにはまいりましたが(苦笑)。

 JRAGI通算70勝をプレゼントしてくれたキタサンブラックに感謝です。翌日は、日本橋三越で、『武豊展』の内覧会。一日置いて、4日はトークショー。ご来場いただいたみなさんには、この場をお借りしてあらためてお礼を申し上げます。有難うございました!!

 さらに、5日、こどもの日は、コパノリッキーとのコンビで、船橋競馬場で行われた交流GI「かしわ記念」に参戦。前日のトークショーで、「今、一番、勝ちたいレースは?」という質問に、「明日のかしわ記念です」と答えたレースです。

 最近は、彼らしいレースをすることができなくて、歯がゆい思いをしていましたが、オーナーであるDr.コパさん69回目の誕生日だったこの日は、道中2番手キープから最後は後続を3馬身突き放しての快勝。乗っている僕が驚くほどの強い内容の競馬でした。

 さぁ、そしてラストは、ラニと挑んだケンタッキーダービー。スキーキャプテン以来、実に21年ぶりとなる夢の舞台への挑戦でした。結果は9着――。オリンピックに出場するすべての選手が金メダルを目指すように。参加できたことより、メダルを取れなかったことで臍(ほぞ)を噛むように、この結果には満足していません。 でも、ラニの競馬ができたこと。想定していたポジションから競馬を進められたことは、次のレースに向けて、まずまずの内容だったと思います。すべてをプラス思考で。いい波が来ているときは、それに乗っかって、どんどん前に進んでいきたいと思います。

 アメリカ、日本、ヨーロッパ……出走するすべてのビッグレースを勝つのはさすがに厳しいと思いますが、気持ちは全部、勝つつもりで――。デビュー30周年の記念すべき年を武豊イヤーに染め上げます。

■武豊 プロフィール
1969年3月15日、京都生まれ。1987年の騎手デビュー以後、通算3500勝、日本人騎手初の海外GI制覇、年間200勝突破など数々の金字塔を打ち立て、現在も活躍中。

【武豊】嬉しいことがたくさんあった連休でした

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