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プロ野球懐かしの助っ人外国人選手9人「豪打剛腕」伝説 vol.2

[週刊大衆5月20日号]

宣銅烈
中日'96~'99/試162 10勝4敗98S 防2・70

99年9月30日。88年以来のリーグ優勝まで「あと1勝」となった中日。井上一樹のタイムリーでリードした後、最終回のマウンドを任されたのは、シーズン28セーブを挙げた守護神、宣銅烈だった。
最後の打者が、立浪和義の守るセカンドに高々とフライを打ち上げる。ボールはグローブにすっぽり収まり、ゲームセット。その瞬間、宣は高々と両手を天に突き上げ、全身で喜びを表現した。
マウンドの宣のもとに駆け寄るナイン、そして歓喜の胴上げ。このシーズン限りで現役を引退することを決めていた宣にとって、この瞬間こそが、自身の野球人生のピークだったといってもいいだろう。

韓国球界で「史上最高の投手」と呼ばれた宣が、日本球界への移籍を表明したのは95年オフ。巨人との熾烈な争奪戦のうえ、鳴り物入りで中日入りした。

しかし、1年目は思うような結果が出なかった。不振の原因を「コミュニケーション不足」と判断した宣は、日本語の習得に積極的に取り組んだ。散歩の途中に看板の文字をメモして辞書で調べるといった努力を重ね、さらに、積極的にカラオケに行ったり麻雀をしたりと、チームメートともコミュニケーションが取れるようになった。

そうして臨んだ2年目の97年以降、宣は覚醒する。最速155キロの速球と2種類のスライダー、そして抜群の制球力を武器に、中日に11年ぶりの優勝をもたらしたのだ。

5月15日公開のvol.3に続く・・・。

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