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日ハム大谷 阪神藤浪 巨人菅野スーパー新人魔球の秘密 vol.2

[週刊大衆5月6・13日合併号]

その点、高卒の大谷、藤浪の2人とは違って、いまの段階で"年間通しての活躍"が、ほほ確実視されているのが菅野で、その実力に橋本氏も太鼓判を押す。
「菅野には、大学野球で成績を上げたキャリアがあります。大学の運動量、練習量は高校とはレベルが違うため、若い2人に比べてもコントロールはいいし、冷静さもあります。マウンドさばきを見ていると、精神力の強さも感じますね」

巨人入団のために、1年間の浪人生活を得て、今年デビューした菅野。こちらも、持ち球はツーシーム、ワンシーム、カーブ、フォーク、シュートと多彩だが、プロ入りのために猛特訓した決め球がある。
「カットボールですよ。大学時代は絶妙なコントロールとフォークで十分通用したが、プロでは足りない。だからこそ、ストレートと変わらない球威なのに、微妙に曲がったり落ちたりするカットボールを1年かけて習得し、見事に活きています」(前出・デスク)

苦節1年、東京ドームで活躍するために習得したこの球は、まさに"浪人カットボール"といえる、菅野らしい魔球だったのだ。
「浪人している間、母校の東海大学野球部の練習に参加していた菅野ですが、もちろん公式戦にも出られません。後輩のバッティングピッチャーを務め、カットボールに磨きをかけて、プロでも通用する球に完成させたわけです。当初は、江川卓のように1年間のブランクがハンディになるかと思われたんですが、逆に、この1年が功を奏しました」(前同)

ダルビッシュや松坂など、日本人メジャーリーガーたちが投げてきたカットボールだが、ルーキーがいきなりの実戦で、スラッガーたちをメッタ斬りにしているのには理由がある。
「変化球を含め、どの球もコントロールが抜群によい。菅野の魔球は、ストレートだと思って打者が振ると、いきなり手元で動く。打者も、よもやカットボールだと思わずに手を出してしまうので、どうしても芯を外されてしまうんです。実際、報道席から見ていてもわからないほどの変化ですが、打者にとっては脅威でしかない」(同)

この"魔球"を習得した菅野は、早くも新人王の呼び声も高く、3人の中では抜きん出た存在だ。だが、素材の素晴らしさや伸びしろでは、大谷、藤浪も負けてはいない。

3人が放る魔球の精度が上がれば上がるほど、今年のプロ野球はエキサイティングになる!

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