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日ハム大谷 阪神藤浪 巨人菅野スーパー新人魔球の秘密 vol.1

[週刊大衆5月6・13日合併号]

今年のプロ野球は新人の当たり年。なかでも、大谷翔平(18=日ハム)、藤浪晋太郎(19=阪神)、菅野智之(23=巨人)のルーキー投手3人が、開幕からペナントを盛り上げている。
「すでに3人とも大器の片鱗を見せ始めています。現代野球では決め球として必要な変化球、すなわち"魔球"を持っているので、今年は3人から目が離せません」(スポーツ紙記者)

まずは、キャンプ時から"二刀流"が話題となり、今年、最も注目されている大谷。いまだ一軍登板はないものの、投手としてのポテンシャルはピカ一だ。

大リーグ研究家の福島良一氏が解説する。
「大谷の獲得に特に熱心だったのは、レンジャーズ、ドジャース、レッドソックスの3球団。すべてピッチャー・大谷を求めていました。彼らは"ダルビッシュ、松坂クラスのスター"と評価し、将来の先発ローテーションの柱として、15~20勝はできると見ていました」

野球評論家の橋本清氏も大谷の投手としての能力を大絶賛する。
「大谷には、しなやかさがあります。柔軟性のある体から投げるフォームはスムーズ。投げるタイミングのセンスもよく、ピッチャーらしい理想的なフォームをしていますね」

大谷の一番の特長は、193センチの長身から投げ下ろす最速160キロのストレート。さらにスライダーとチェンジアップ、そして、カーブやフォークも投げ分けることができ、どれも一級品。
「特に直球を最大限に活かす"魔球"として効果を発揮するのが、100キロ前後のスローカーブ。高速ストレートとのスピード差が大きく、打者もまるでタイミングが合いません」(スポーツ紙日ハム担当記者)

公式戦デビューを飾ったイースタン・リーグのロッテ戦(4月11日)では制球に苦しみ、敗戦投手となったが、中盤から投げ出したカーブが光った。
「大谷は調整不足もあって1、2回に崩れましたが、3回以降、捕手に100キロ台の"縦落ち"カーブを交えることを提案し、それを実践。試合中に、体の開きを修正するなど、クレバーな面も見せました」(前同)

こうして緩急の差で打者を戸惑わせるのが、大谷の投球術。長身から繰り出され、ホーム手前で一気に落ちるこの球は"どろんカーブ"とも名づけられている。
「しなやかな筋肉から繰り出されるカーブの落ち方は超一級。しかも、フォームも直球とあまり変わらず、打者の手前で急激に弧を描いて落ちる軌道は、これまでに類を見ません」(同)

一方、"長身の本格派投手"として、高校時代から大谷のライバルとして脚光を浴びてきた藤浪。シーズン開幕とともに先発ローテーション入りを果たし、4月14日にはDeNAからプロ初勝利を挙げている。
最速156キロの速球にカットボール、スライダー、スプリット、チェンジアップなどの変化球を持ち、すでにキャンプ時から評判は上々だった。
「大谷の投球が"柔"だとすると、藤浪は"剛"。低めに投げる変化球は威力を増していますし、直球はかなりの球威があり、強打者でさえも差し込まれています」(前出・橋本氏)

実は藤浪には、もうひとつ"秘密兵器"があり、それこそが魔球の中の魔球といえる特別な球だ。
3月17日の西武とのオープン戦。打者・ヘルマンに対し、146キロの内角の直球を投げた。ヘルマンはバットを止めたのだが、これがバットに当たり、ファーストゴロに倒れた。
「止めたバットに当ててアウトを取るなんて、まさに、漫画『巨人の星』の主人公・星飛雄馬が投げた"大リーグボール1号"そのものでした」(スポーツ紙デスク)

単なるストレートと思いきや、藤浪には特殊な能力が備わっているため、こうした現象が起こるという。
「2メートル近い長身の藤浪は、ストレートに角度があるだけではなく、球持ちがいいので投球の出所が見えづらく、打者は内角の直球に振り遅れることが多い。しかも、微妙に手元で変化する"ムービング・ファストボール"のため、凡打を量産してしまいます」(前出・スポーツ紙記者)

構えたバットを狙う星飛雄馬の必殺技とまではいかないが、野球評論家や記者の間では、"浪速の大リーグボール"と評判だ。
「どの球種も申し分ないですが、常に全力で投げるのではなく、上位打線と下位打線で、うまく使い分けているのが凄い。課題は、20試合、30試合と試合をやっていくうちに、疲れてくることだけですね」(橋本氏)

1年間を通して投げ切るスタミナがあれば、もはや怪物クラスのルーキーといっても過言ではない。

5月2日公開のvol.2に続く・・・。

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