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巨大積乱雲 スーパーセルが呼ぶ「殺人竜巻」戦慄予測 vol.1

[週刊大衆6月17日号]

アメリカ合衆国に"トルネード・アリー"と呼ばれる地域がある。"竜巻の通路"という意味で、文字どおり、強力な竜巻が多発する場所のことだ。

アメリカの中部や南部がこれに該当し、ここにオクラホマ州ムーア市もある。

そう、5月20日に死者21人を出し、1万2000棟の家屋などを破壊するなど、最低で高さ20キロにも達したという巨大竜巻が猛威を振るった街だ。

学校校舎がいとも簡単に破壊される、あるいは、大型トラックがペシャンコになるなど、映像や写真で、その惨劇に戦慄した人は多いだろうが、これは決して遠い海の向こうの出来事で
はない。

『気象大異変』(リヨン社)を著し、竜巻にも詳しい環境ジャーナリストの船瀬俊介氏が話す。
「広大な平地が少ない日本では、今回のオクラホマのような竜巻とまではいきませんが、多くの人命を奪うに十分な巨大竜巻は、わが国でも頻発すると思われます。特に、この夏は注意が必要です」

その大きな理由の一つが、猛暑だ。
NASAが、「2013年は観測史上、世界の平均気温が最高になるだろう」と発表すれば、日本の気象庁も、「今夏の気温は全国的に平年を上回る」と予測している。

猛暑だと"殺人竜巻"が発生しやすくなるのは、なぜか。前出の船瀬氏が続ける。
「強力な竜巻を発生させる一因が巨大積乱雲"スーパーセル"です。これは、上空と地表の気温差が大きいほど発生しやすいんです。近年の日本上空には、北極圏からの寒気団が張り出していることが多い。その一方で、夏場の地表は猛暑で熱せられるため、スーパーセルが発生する格好の条件が揃うといえます

冒頭のオクラホマ州も、メキシコからの熱波とロッキー山脈から吹いてくる冷たい風がぶつかる地点。まさに、今夏の日本と状況が重なるのだ。

6月14日公開のvol.2に続く・・・。

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