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火を使わない「ペットボトル温灸」で、弱った体をリフレッシュ!

[ブリュレ]

火を使わない「ペットボトル温灸」で、弱った体をリフレッシュ!

 中国医学では「気」という生命エネルギーが体を滞りなく巡っているため、健康が維持できると考えられています。その「気」の通り道を「経絡」(けいらく)と呼びます。経絡を電車の線路にたとえると、「ツボ」(経穴/けいけつ)は駅です。

 経絡もツボも大部分が体の表面にありますが、経絡は最終的に体の中に入り、内臓と繋がっています。駅で人が乗り降りするようにツボも外に開かれているため、内部の変調が「しこり」や「押すと痛い」あるいは「痛気持ちいい」といった形で表れるのです。

 指圧や鍼、お灸などは、ツボを刺激して内部へ伝える「信号」というわけですね。ツボに対して刺激を加えることは「気」の滞りを解消し、自然治癒力を高めるといわれています。でも、お灸は火を使うから自分でやるのはチョット心配……という方もいることでしょう。そこで指圧や鍼よりも気軽に試せる「ペットボトル温灸」はいかがですか。

 はじめにペットボトル温灸の作り方ですが、350ミリリットルのホット専用ペットボトルを用意します。それに靴下(できれば綿)を2重にはかせ、80度ほどのお湯を入れ、しっかりとフタをしめて使います。途中で熱が足りなくなかったら靴下を1枚脱がせればOK。くれぐれもやけどにはご注意を!

 まずは女性の皆さんの悩み、生理痛や生理不順解消の仕方からご紹介します。生理痛の予防のためには生理の一週間前くらいから行うと効果的です。生理中の対症療法としても使えますが、出血量が増えるようなら生理中は控えましょう。生理不順の方は毎日、あるいは一日おきに温灸をしてみましょう。

 温灸のやり方ですが、足首の内側、くるぶしのもっとも高いところから指の幅4本分上にあがったところの「三陰交」をペットボトル温灸で温めます。温かさを通り越して「熱い」と感じたらすぐ反対の足の三陰交を同じように温めます。左右それぞれ5~7回刺激するのが目安です。

 さらに、ひざの皿の内側上寄りの部分から指の幅3本分上の、筋肉が少しへこんだところの「血海」に温灸します。こちらも両脚交互に5~7回刺激します。

 最後におへそから指の幅4本分下に下がったところにある「関元」に温灸をあて、「熱い」と感じたら離し、3秒たったら再びあてるを繰り返します。おへそにかかるようにペットボトル温灸はタテにあてます。5~7回刺激するのが目安です。

 次に紹介するのは、膀胱炎や頻尿に効果があるツボです。膀胱炎とは膀胱内に大腸菌などの細菌が侵入して炎症を起こすこと。トイレが近いのに出る量は少なかったり、残尿感や排尿時の痛みが主な症状です。体が冷えていたり、疲れているとなりやすいようです。

 まずはペットボトル温灸を恥骨のところに置き、おへそから指の幅4本分下の「関元」と恥骨の上にある「中極」を温めましょう。素肌に直接か下着の上からあてて、「熱い」と感じたらすぐ離し、3秒数えてから再びあてます。これを10回繰り返してください。

 続けて、椅子に腰掛け、尾てい骨部分にペットボトル温灸をタテにあてます。素肌か下着の上からあて、尾てい骨を中心として左右交互に刺激します。右にあてて「熱い」と感じたら左に移動する、という感じで10回ほど行います。

 足首の内側、くるぶしの最も高いところから指の幅4本分上に上がったところのツボ「三陰交」をペットボトル温灸であたためます。左右交互に15回ずつ刺激します。

 座り仕事の方や産後の女性に多い痔に効くツボもご紹介しましょう。痔になる原因は、二足歩行によって骨盤腔内がうっ血しやすくなったためだといわれています。温灸により局所の健やかな血流を促します。

 頭のちょうどてっぺんにある「百会」というツボに温灸をあて、「熱い」と感じたら離し、3秒たったら再びあてるを、20~30回繰り返します。

 次に尾てい骨の先端と肛門の中間点にある「長強」というツボに温灸をあて、「熱い」と感じたら離し、3秒でまたあてます。これも20~30回繰り返します。素肌に行うのがポイントです。

 最後にじんましんが出やすい方に効果のあるツボです。じんましんは強いかゆみを伴う赤い発疹が生じる状態のこと。食品などへのアレルギー反応や内臓疾患、体調不良によるものなどがあります。温灸を朝晩行うといいでしょう。

 まずは腕を水平に上げると肩と腕の境目あたりの、やや前側にあるくぼみ「肩(けん)ぐう」を探します。ここは皮膚の炎症を鎮める特効穴です。片方の肩ぐうに下着の上からか素肌に直接ペットボトル温灸をあて、「熱い」と感じたら、反対の肩の肩ぐうにあてます。横になって行ってもいいでしょう。これを左右それぞれ7~8回繰り返します。

 続いて解毒の「築賓(ちくひん)」に温灸します。築賓は内くるぶしとアキレス腱の間にある溝を下から上へさすり上げていき、ふくらはぎの筋肉の盛り上がりにぶつかって指が止まるところ。こちらも左右それぞれ7~8回温めます。

 冷え性には腰を、風邪の予防には首と背中の上部を温めすのも効果的です。なお、38度以上の熱がある時や、極度に衰弱している時、嘔吐や腹痛などの症状がみられる時にはツボへの刺激は控えましょう。家にあるもので、安全にすぐにでも始められるペットボトル温灸。暑い夏に向けて、少しでも体力をアップさせるためにもオススメです。

火を使わない「ペットボトル温灸」で、弱った体をリフレッシュ!

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