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国民が知らない「日本国憲法のタブー」大研究 vol.2

[週刊大衆6月10日号]

基礎から憲法をおさらいすると、矛盾も多いことに気がつく。それでも、護憲に固執する人が少なくないのは、「安倍政権は第9条を改正することが本丸。軍国主義時代に戻るのでは」という主張があるからだ。では、憲法最大のタブーである第9条について見てみたい。

条文は、【日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する】というもの。

これに付随した同第2項では、【前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない】と宣言している。

安全保障に詳しいジャーナリストの井上和彦氏は、現行の9条は"おとぎ話"だと一刀両断する。
「日本は平和憲法があるから安全が保たれているという主張は、おとぎ話そのものです。平和憲法によって、日本は戦争を放棄したと叫んでも、戦争のほうが日本を放棄してはくれません」

確かに、領海侵犯を繰り返す中国に対して「日本は平和憲法がある」と、いくら強調しても、まったく通じないだろう。
「9条の前提となっている憲法の前文には、【平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した】とあります。では、反日政策を執拗に繰り返す中国、弾道ミサイルで脅しをかける北朝鮮などは、平和を愛しているんでしょうか(笑)」(井上氏)

井上氏は、憲法9条の前提となる"前文が規定する世界"が崩壊しているのだから、9条は即刻改正すべきだと説明する。

また、第9条2項を厳密に当てはめれば、現在の自衛隊は完全に"違憲"な存在になる。
「ならば、即、自衛隊を解散して仮に中国や北朝鮮から攻撃されても、なんら反撃せず侵略され放題でいいというのでしょうか。欠陥のある9条を改正し、独立国なら当たり前の交戦権を手に入れてこそ、真の平和が保たれるのではないでしょうか」(前出・自民党議員)

前出の田久保氏がいう。「国際貢献が制限されているのも問題です。91年に湾岸戦争が勃発した折も、日本は憲法9条があるため自衛隊の海外派遣ができず、結果、130億ドルの巨額出費を余儀なくされてしまいました。当時、私は首相官邸詰め記者で、時の海部首相に"日本は隣りのアパートが火事になっているのに、カネだけ出して消火器を買えといっている"と、直言したのを覚えています」

海部首相はただただ苦虫を噛んだ顔をするだけで、沈黙してしまったという。
「安全保障の感覚が、この国にはないんです。日米安全保障条約があるから、有事の際は米国が血と汗を流すだろうと信じている。まさに、平和ボケそのものです」(前同)

6月8日公開のvol.3に続く・・・。

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