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都内一等地200坪で勃発「東京ばな奈御殿」ドロ沼大騒動 vol.2

[週刊大衆6月10日号]

この事件のカギを握っている人物・A氏。彼は何者で、河西氏が主張する「自分たちが真の所有者で、Aは名義上の所有者に過ぎなかった」とは、どういう意味なのだろうか。

「Aは遠縁に当たる者なんです。私は父から土地を相続したものの、事業資金の担保に入れ、返済が滞った。結局、RCC(整理回収機構)との間で、この不動産を私が買い戻すことで話がつきました。でも、私ら兄弟の名義で買い戻すのはダメとRCC側にいわれ、Aの名義にしたに過ぎません」と河西氏は語り、名義上にすぎなかった証拠として、以下の2点を挙げた。

①A氏に名義が移って以降も、A氏が銀行から借り入れた資金を自分が返済(月100万円)していた。
②A氏が①の借入金の連帯保証人になっていたことを裏づける書類を、裁判所に提出している。

前出の記者が、こう解説してくれた。
「要するに、不良債権を処理したい銀行側と、家を取り戻したい河西氏双方の思惑が一致して、表向き一度借金を清算したと考えられます。だが、河西氏らは完済が難しく、銀行に損切りさせた河西兄弟当人を新たな買い手にはできない。それでAをダミーに置いて銀行は彼に融資する形を取った。そのAが裏切ったのが、事の真相でしょう」

一方、これら河西氏の主張を荻野一族はどう見ているのか。代理人の池田眞一郎弁護士が答えてくれた。

――脅迫の告訴について。
「貴社からの書面で初めて知り得たことであり、コメントは控えます」

――根抵当権の不自然さなどの指摘については。
「常識で考えてください。荻野さんは業界屈指の三井のリハウスの仲介で購入しているんですよ。巨額の仲介料を払うのは、こうしたトラブルがないか調べ、問題ないものを勧めてくれると信じていればこそでしょう。それで、購入者がいちいち謄本上げて調べていたら意味ないでしょう」

荻野一族は、なんとも厄介な土地に関わってしまったようだ……。

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