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圧巻の復活劇!! ダルビッシュ有「670日の投球改造」秘話

[週刊大衆2016年06月20日号]

圧巻の復活劇!! ダルビッシュ有「670日の投球改造」秘話

 レンジャーズのダルビッシュ有(29)が、670日ぶりに帰ってきた! 5月28日(日本時間29日)のパイレーツ戦、5回81球を投げて3安打1失点、7奪三振という圧巻の投球で、1年10か月ぶりの白星を挙げたのだ。「数字だけ見てもすごいですが、驚くべきは、その内容です。右肘手術後初のマウンドなのに、腕のしなりを見ても、怖々と投げている様子は皆無。それどころか、ストレートは最速で158キロですよ。手術前より球が重くなったようにも見えます」(スポーツ紙記者)

 3日(日本時間4日)のマリナーズ戦でも好投し、2連勝。復帰3戦目となった8日のアストロズ戦は、右肩の違和感から5回降板となってしまったものの、これまでの投球内容を見れば、むしろ進化していると言えよう。逆境をはねのけるどころか、それをステップアップの材料としてしまったダル。その背景には、彼の不屈の精神力と賢明な判断力が窺える。「ダルが2年前に故障したのは右肘靭帯ですが、完全に断裂していたわけではありません。普通なら、まず手術はしないです」(前同)

 彼が受けた右肘靭帯再建手術、通称「トミー・ジョン手術」はメスを入れることのリスクもさることながら、最低でも1年半のリハビリ期間を要するため、避ける選手も少なくない。「ブランクが空くと、投球フォームが崩れたり、手術した箇所を庇(かば)う癖がついたりしますからね。でも彼は、思い切り腕を振り切る自分のピッチングを貫くために、手術に踏み切った。この飽くなき向上心と、高いプライドには脱帽です」(同)

 実際にダルも、2シーズン近くを棒に振ったわけだが、彼はそのブランクをチャンスと捉えたのだ。「肉体改造に着手したんです。ダルがウェイトトレーニングの重要性を説いていたのは有名ですが、この間、彼は栄養学や肉体のメカニズムを徹底的に学び、長期的なトレーニング計画を立てて実行したんです」(同)

 肉体改造には否定的な意見も多い。特に、イチローが“持って生まれたバランスを絶対に崩してはダメ”“トラとかライオンはウェイトしない”と語ったのは有名な話だ。「余分な筋肉がついてしまうと、体の可動範囲が狭くなってバランスを崩すんです。また、急激に筋肉を増量させると、脂肪も同時に増量してしまい、体のしなりがなくなってしまうんです」(スポーツトレーナー)

 だが、結果は見ての通り。あの佐々木主浩氏もブログで<むしろ故障前よりも球威が増している印象><上半身、下半身のバランスがすごく良かった>と大絶賛。これは彼の肉体改造が成功した証とも言えよう。「厳しいリハビリを乗り越えられたのは、もちろん自身の努力もありますが、レンジャーズの徹底したサポートがあったからこそ。ダルに対する期待が大きい表れでしょう。メディカル面では、米国のほうが日本の何倍も進んでいますしね」(在米記者)

 選手も一流なら、環境も一流だったということ。ダルの成功例は、野球界に新たなモデルを示したと言っていいだろう。

圧巻の復活劇!! ダルビッシュ有「670日の投球改造」秘話

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