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猛暑に天災? 今夏、日本は「史上最悪の灼熱地獄」になる!?

[週刊大衆2016年06月20日号]

猛暑に天災? 今夏、日本は「史上最悪の灼熱地獄」になる!?

 5月19日、インド北部で、1960年代以降では最高となる気温51度が観測された。例年熱波に悩まされるインドだが、さすがに“50度超”は、ごくまれ。「首都ニューデリーでも、4月以降はほぼ毎日40度オーバーです。アスファルトの舗装が溶け、道路を横断しようとした人のサンダルや靴がくっついて動けなくなるなど、冗談のような光景が繰り広げられていますよ」(全国紙在インド記者)

 だが、その被害たるや、冗談ではすまされない。「首都圏だけでも、すでに400人以上が熱波で死亡。昨年も全土で2500人以上が犠牲になりましたが、気温の推移を考えると、死者数の昨年超えは確実ですね」(気象ジャーナリスト)

 まさに、灼熱地獄。その原因は何なのだろうか?「一般的には海水温の上昇です。米国航空宇宙局(NASA)の観測によると、今年は4月の時点で世界の海水温が過去最高。“99%の確率で史上最も暑い年になる”との警告も出ているんですよ」(前同)

 そして、その海水温の上昇によって、さらなる異常気象が起こる。「海水が温まることで、上昇気流が活発化。大気の循環が狂い、南太平洋から南米にかけて海水温が高止まりするエルニーニョ現象が、異常な高気圧を発生させ、南アジアに猛暑をもたらすんです。実は昨年来、“ゴジラ”と異名がつくほど巨大なエルニーニョが発生しており、今年は世界的な異常気象が予想されます」(同)

 その影響は、我が国にも及ぶことになる。「一般にエルニーニョの年の日本は冷夏傾向ですが、今年のデータを見ると、そんな常識も覆すような高気圧が日本を覆うはずです」(気象予報士)

 なんと「超エルニーニョ+猛暑」という未曾有の事態が起こるという。その結果、どうなるのだろうか。「まず、都市部では、ヒートアイランド現象で体感気温はインド並みの45℃に達する可能性も。水源の枯渇で水不足、電力需要の過多で停電などが起これば、高齢者を中心に熱中症の死者が多数出ることが予想されます。さらに、海水温上昇で台風も大型化。巨大エルニーニョが起きた97年は4つの巨大台風が上陸し、33人が亡くなりました。台風のエネルギーが遠くの雨雲を刺激して起こるゲリラ豪雨も、いっそう激しくなるでしょう」(全国紙科学部記者)

 猛暑で干上がった身に恵みの雨……とはいかず、いざ降ったら、昨年の鬼怒川大水害のような大災害にもなりかねないという。「今年の“ゴジラ”は97年の規模を超え、前代未聞なほど巨大化しています。死者が出るほどの酷暑の翌日にはゲリラ豪雨、さらに突発的に発生する台風、停電による都市機能の麻痺など、この夏はとにかく天候に翻弄されそうです」(前同) 火を吐くばかりか、水攻めも繰り出してくるゴジラとは恐ろしい。夏に向け、防災意識を新たにしておいたほうがよさそうだ……。

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