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安倍晋三と石破茂の醜い「党内覇権暗闘」

[週刊大衆5月27日号]

安倍内閣の高支持率に支えられた参院選「自民圧勝」は揺るぎそうにない。執行部は、陣営が緩まぬようにする程度の余裕の構えだ。
「これまで自民党本部では2回にわたって独自の世論調査を実施しました。2回目の連休前調査では、改選議員34に対して軽く70議席超え。31ある一人区は沖縄を残して総取りという結果でした。ただ、これを発表すると選挙態勢が緩むので、封印している状況です」(自民党幹部)

そんな楽勝ムードの自民党だが、水面下では不穏な動きもある。安倍VS石破の暗闘の勃発だ。

3月下旬、安倍さんは側近に、こんな不満を洩らしている。
「石破さんは慎重すぎる。"共倒れの危険性があるから複数候補は立てない"といってるが、アベノミクスの勢いがあるから共倒れにはならない。たとえ、そうなっても比例の票が伸びるから議席は増える。まったく政治がわかってない」

実際、いまのところ自民党が複数候補を立てているのは東京と千葉のみだが、2人当選の可能性がある選挙区は最低3つはある。安倍さんは、石破さんの慎重さが気に入らないのだ。
安倍さんは、昨年の総裁選でダントツの地方票を集めた石破さんを無視できず幹事長に据えたが、ポスト安倍を狙う石破さんに最大の警戒を払っている。本来なら選挙を仕切るのは幹事長だが、お目付け役として、盟友の河村建夫氏を選対委員長に抜擢している。
「石破、河村両氏のバトルは、岩手選挙区の候補者選びで起きた。自民は新人候補を予定していましたが、河村氏は民主党を離党した平野達男氏を推した。個人票を持つ平野氏を当選させれば、小沢一郎氏の牙城の岩手を崩せると踏んだんです。しかし、石破氏は"民主離党組はダメ"と突っ張って河村氏の方針を取り下げさせた。以来、2人は犬猿の仲ですよ」(事情通)

石破さんはすでに「さわらび会」「無派閥連絡会」の2つの団体を立ち上げてポスト安倍に備えている。
安倍さんにとって参院選の圧勝は、石破潰しの一手でもあるのだ。

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