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藤原、小栗、キムタク…「世界のニナガワ」に育てられたイケメン俳優たち

[ブリュレ]

藤原、小栗、キムタク…「世界のニナガワ」に育てられたイケメン俳優たち

 5月12日に肺炎による多臓器不全のために亡くなった演出家、蜷川幸雄さん(享年80)。日本を代表する名演出家として知られ、「世界のニナガワ」として国際的にも活躍しました。一方、「自分自身をもっと追いつめろ」「世界と現在を見つめていない」など、役者たちに厳しい言葉を投げかけることでも有名で、数々の若手俳優やアイドルを鍛え上げ、一流の役者へと覚醒させてきた功績があります。

 蜷川さんについて「土台から僕を創り上げた人」「今も細胞の6、7割は蜷川さんでできている」と言うのは藤原竜也さん(34)です。14歳の頃、舞台『身毒丸』のオーディションで蜷川さんに見い出され、その後も数々の作品に出演しました。『ハムレット』の稽古では恐ろしいほどの数のダメ出しを受けたこともあるのだとか。藤原さん曰く、蜷川さんの舞台は稽古の時からレベルが高く、人間としても成長することができたそうです。

 小栗旬さん(33)も蜷川さんの指導を受けた一人です。『ハムレット』『お気に召すまま』『間違いの喜劇』『カリギュラ』『ムサシ』と多数の蜷川演出作品に出演しています。「不感症、下手、単細胞、変態、デブ、ピスタチオみたいな顔」と罵声を浴びたこともあったとか。蜷川さんの葬儀では自分のことを“蜷川幸雄という人間を中心にした大きな劇団の一員”と言い、「道を照らし続けてくれて本当にありがとうございました」と感謝の言葉を述べました。

 ジャニー喜多川社長(84)と交流があった蜷川さんは、ジャニーさんに「誰かいい人紹介してよ」と声を掛け、ジャニーズのタレントを俳優として起用することもありました。そんな中、SMAPの木村拓哉さん(43)は17歳で蜷川さん演出の舞台『盲導犬』に出演します。厳しい稽古でボロボロになり、思ったように演技ができない自分に苛立ち、稽古場のトイレで泣いたこともあったそうです。しかし、この舞台の経験によりまだまだヤンチャだったキムタクは、「今の仕事をちゃんとやっていこう」と考えられるようになったのだといいます。

 近年のジャニーズの中で、蜷川さんと頻繁に仕事をしていたのがV6の森田剛さん(37)です。2010年に寺山修司原作の『血は立ったまま眠っている』で蜷川作品に初出演し、13年には『祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~』に出演しました。初めて森田さんと仕事をした時に、蜷川さんは「やっと会えたね」と声をかけ、優しく握手をしてくれたそうです。今回の訃報に、森田さんは「“馬鹿野郎、変態”と言われながら、たくさんの愛情をいただきました。もう一回会いたかった」と心情を吐露しました。

 蜷川さんが演出する舞台に抜擢された俳優たちは、蜷川さんの厳しい指導に対し、心折れずに食らいついていく強靭な精神力があったからこそ、一流の俳優へと成長できたのですね。もう生で蜷川さんの舞台を見ることはできませんが、その精神は彼らの中に確実に生きていることでしょう。

藤原、小栗、キムタク…「世界のニナガワ」に育てられたイケメン俳優たち

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