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巨大地震、富士山噴火 北朝鮮ミサイル 日本列島悪夢の被害想定最新MAP vol.3

[週刊大衆5月20日号]

過去の富士山噴火を振り返ると目につくのが、火山灰による被害。宝永大噴火では火山灰のため3~4日間、江戸は噴煙に覆われたという。内閣府の被害想定では都心部の降灰は最大10センチ。人体への影響も大きい。
「火山灰の粒子は細かく、肺の奥深くに入り込む。呼吸困難や深刻な気管支炎など呼吸器系疾患を引き起こし、亡くなる乳幼児、お年寄りも多数出るでしょう」(危機コンサルタント)

結果、1250万もの人に健康被害が出るという。

インフラへのダメージも甚大で、「灰がコンピュータ機器の内部に侵入し、全システムがダウン。電気や水道、ガスなども破壊。電話も通じなくなる」(前同)

さらに、1万4600キロもの道路網が寸断されるという。
「雨が降れば灰が泥と化し、スリップ事故が頻発。鉄道各線もストップ。物流網も麻痺し、スーパーでは品切れが続出。"買い占め"の悪夢も再来します」(同)

恐るべき火山灰。だが、それだけではない。
「宝永大噴火の前にあったのは、平安時代の貞観大噴火(864年)。そのとき大量の溶岩流(マグマ)が流出し、青木ヶ原の"樹海"を形成しました。でも、宝永大噴火は、その間に溜まったガスを抜いただけ。マグマは依然、平安時代から蓄積され続けたままなんです」(木村名誉教授)

1000年もの時を経て溜まりに溜まったマグマが一気に噴き出す恐れもあるというのだ。降灰と大溶岩流のダブルパンチになればより一層の一大事となる。
「貞観のさらに前、1万年ほど前の大噴火では、溶岩流出が駿河湾にまで達しています。静岡県の太平洋側は、パニックに陥るでしょう」(前出・科学部記者)

その駿河湾の西、御前崎市には、浜岡原子力発電所(中部電力)があるのだから穏やかではない。
「同原発には、最大15メートルの津波に対応できる砂丘堤防が設置されていますが、あくまで海からの脅威に対するもの。海とは反対側から大量の溶岩流が襲うとは、誰も想定していないようです」(市民団体関係者)

"想定外"という言葉は二度と許されない。噴火が秒読みに入った現在、万全の備えが求められる。

5月16日公開のvol.4に続く・・・。

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