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35歳以上限定プロ野球「あっぱれオヤジ選手」鉄人ランキング vol.1

[週刊大衆4月22日号]

開幕直後から熱い戦いを繰り広げるプロ野球。どうしても大谷翔平(日本ハム)や藤浪晋太郎(阪神)といった若手選手の活躍ばかりが取り上げられがちだが、どっこい、35歳以上の「オヤジ」と呼ばれるベテラン選手も、若手以上の活躍ぶりを見せてくれている。

その筆頭が、御年47歳の山本昌(中日)。今季、プロ30年目という"異次元の領域"に入った超ベテランだが、「いままででいちばん速い球を投げられている」と語り、今春キャンプで話題になったほど、肉体は若々しい。

野球評論家の橋本清氏が感嘆する。
「山本昌さんは、これまで大きな故障をしたことがありません。とにかく、頑丈な体を持っていますね」

山本昌はプロ5年目の88年、ドジャースに野球留学をしている。
「山本昌はアイク生原さんの勧めで、メジャー流のピッチングを覚え、"伝家の宝刀"スクリューボールを習得しました。そのお陰で、ストレートの球速が135キロほどでも、打者のタイミングを外す技術を身につけることができたんです」(スポーツ紙デスク)

球界では、「11年まで8年間、中日の監督だった落合博満前監督の使い方がよかった」という声も多い。

つまり、山本昌をフルシーズン使うのではなく、「シーズンの勝負どころに間に合ってくれればいい」というスタンスで使い続けたことが、"長持ち"に繫がったというのだ。
「二軍で調整中に、炎天下でもしっかり走り込んで体力を作っていた。こうした努力の賜物でもありますがね」(球団関係者)

また、山本昌がここまで長い選手生活を送ることができている要因のひとつが"人のよさ"だ。
「成績不振で現役生活の危機に陥っても、選手からの人望が厚く、ファンの支持も絶大なので、球団も辞めさせるわけにはいかなかったんです」(前出・デスク)

年齢的に山本昌には及ばないものの、42歳で迎えた今季も、バリバリの正捕手として活躍しているのが谷繁元信(中日)だ。

野球評論家の黒江透修氏が絶賛する。
「重労働といわれるキャッチャーをやりながら、25年のプロ生活で、2000本安打達成間近なんだから素晴らしいですよ。バッティングは年々よくなっていますし、リードもますますうまみが増しています。体はそれほど大きくないですが、体力があるし、何より野球をわかっていますからね」

江の川高(当時)からドラフト1位で大洋(現・横浜DeNA)に入団し、1年目からマスクをかぶり、経験を積んできた谷繁。
「谷繁はいろんなタイプのピッチャーのベストのものを、思いどおりに引き出すことができます。たとえ調子が悪くても、投げさせながら調子を上げていく芸当ができるのも、彼ならではの技です」(前出・橋本氏)

また、谷繁と同い年で、忘れてはならないのが宮本慎也(ヤクルト)。
「宮本は高校時代(PL学園高)から、厳しい環境で野球をやってきています。高校からのたゆまぬ鍛錬で、体力の"貯蓄"ができていますからね。尊敬する野村克也さんから教えてもらった野球の基本を、いま、球界全体に広めているんですよ」(橋本氏)

そうした宮本の姿勢を象徴するのが、守備の教えを乞いに来た坂本勇人(巨人)への、球団の違いを越えた"熱血指導"だ。前出・黒江氏がいう。
「宮本は守備が本当にうまい。私と話したときも"スローイングの基本は、いかに右足を使うかです"ということを強調してました。宮本に守備の基本を指導された巨人の坂本は、それ以降、常に右足を軸にして投げるようになりました」

宮本がここまで長くプレーできる選手になったのは、08年からヤクルトの指揮を執った当時の高田繁監督によって、ショートからサードにコンバートされたことが大きい。守備の負担が減ったことが"長生き"の秘訣となったのだ。

また、WBCでも活躍した稲葉篤紀(日本ハム= 40)が、この年齢でも現役でいられるのも、ある意味、高田繁氏のお陰だ。
「ヤクルトからFAでメジャーに挑戦し、失敗に終わった稲葉を獲得しようという球団は、高田繁GMの日本ハムだけでした。この移籍をキッカケに、さらなる飛躍を遂げた稲葉は、いまや日本ハムの看板。将来の監督候補といわれるほどです」(スポーツ紙記者)

稲葉と同学年の中日・和田一浩(40)も、いまだに不動の中軸打者。独特のダイナミックな打法は健在だ。

稲葉、和田の1歳年上に当たるのが、広島の代打の切り札・前田智徳(41)。
「勝負強さはいまだ健在。バットを振れること自体に幸せを感じている姿は清々しい」(前出・デスク)

4月16日公開のvol.2に続く・・・。

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