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巨大地震、富士山噴火 北朝鮮ミサイル 日本列島悪夢の被害想定最新MAP vol.1

[週刊大衆5月20日号]

2011年3月11日14時46分――甚大なる被害をもたらした東日本大震災から2年余りの月日が流れた。
復興へ力強く歩みを進める被災者、遠くから義援金を送った善意の人、のしかかる増税に愚痴もこぼさず懸命に働いてきた人――皆一丸となって、新しい日本を作ろうと努めてきた。

しかし、そうした人々の尽力を土足で踏みにじるように、「地震」「富士山噴火」という天災、「北朝鮮ミサイル」という人災が、いま、日本列島を襲わんとしているというのだ。


巨大地震の前触れか、各地で地震が相次いでいる。先月の13日、淡路島付近を震源とするM6・3、最大震度6弱の地震が発生。
その翌日には福島県沖(M5・2)、16日にはインド付近(M7・8)、17日には宮城県沖(M5・2)と三宅島近海(M6・2)、19日には千島列島近海(M7・0)と、M5・0以上が国内外で頻発した。
続けて21日には、中国で四川地震(M7・0)が発生。200人近い死者と、1万人以上の負傷者が確認されている。

琉球大学名誉教授の木村政昭氏は、「地球規模で地震活動が活発化している印象を持つ」と前置きし、次のように語る。
「07年のマリアナ諸島(M7・5)、10年の硫黄島近海(M7・8)、11年のニュージーランド(M6・3)、三陸沖(東日本、M9・0)と、21世紀に入り、世界中で多数の死者・行方不明者を出した大地震が連続しているんです」

そんななか、わが地震大国・日本で最も恐れられているのが想定規模M9・1の南海トラフ巨大地震。
「南海トラフとは、駿河湾から琉球海溝まで続く、全長約1000キロの日本最大級の活断層です。100年から150年周期で、M7~8クラスの地震を引き起こしています」(科学ジャーナリスト・大宮信光氏)

予想される被害は、政府試算で、津波の高さが最大34メートル、死者・行方不明者が最大32万人、経済損失は220兆円。しかし、これはあくまで、お上の予測。"想定外"となり得る要素だらけだというのだ。

大宮氏が続ける。「東日本大震災の震源は、陸地から130キロ。しかし、南海トラフはもっと陸に近く、地震発生後、数分で大津波が来ることも考えられます。仮に地震の揺れでは無事でも、津波から逃げる時間が極めて限られているんです」

海から遠いといって、内陸地も油断できない。
「南海トラフ巨大地震は、10分以上揺れた東日本大震災と同じく"海溝型地震"です。同様に、長い揺れが想定されています。そうした"長周期地震動"によって、高層ビル群がガラガラと倒壊する可能性も叫ばれている。となると、さらに被害は拡大しそうです」(全国紙社会部記者)

海からは津波、高層ビルは壊滅……沿岸の都市部は軒並み、多大なる損害を被るだろう――。

震源が沖合ではなく、内陸型の"直下型地震"も脅威となっている。3・11以降、プレートが歪んだ結果、引き起こされると危惧されているのが、東京を中心に関東地方全域を襲う"首都直下型地震"だ。
「10万人以上の死者を出した関東大震災(1923年)の再来かといわれているM7・3、最大震度は7の巨大地震です。100万棟近くが倒壊。500万人以上が避難所生活を送ると見られています」(都庁詰め記者)

人口密度の高い首都近郊では、いったん火災が起きれば一気に広がる。
「関東の南部には、ガス田が存在します。割れた地表からメタンガスが噴出し、火災旋風が起きれば、首都は文字どおり"火の海"となるでしょう」(前同)

この火災旋風は、猛威を振るうという。
「関東大震災の際、火災旋風によって、4万人もの市民が命を落としたといわれています。火は秒速80メートルで移動するという推計もあり、最も怖い地震の二次災害の一つです」とは前出の大宮氏。氏が同時に危険視するのが、"伊豆・小笠原海溝"だ。
「伊豆・小笠原海溝で、地滑りによる地震が起きた場合、東京湾北部の活断層が刺激され、首都直下型地震を引き起こすことも考えられます。その余波で、数カ月から2年以内に、南海トラフ巨大地震が連動して起きるという"最悪の事態"も考えられるんです」

前出・木村名誉教授も、「伊豆・小笠原海溝を震源とする地震は長年、発生していません。そのぶんだけ、プレート間に大きなストレスが溜まっていると考えられますから……」と懸念を隠さない。

それとは別に、日本全土を壊滅させかねない、さらなる巨大地震の存在も囁かれている。
「日本海溝を震源域とするM10の超巨大地震です。東北大地震・噴火予知研究観測センターの松沢暢教授(地震学)が、発生する可能性を指摘したもので、東日本大震災の30倍以上のエネルギーが日本を襲うと見られているんです」

人知を尽くしても抗えない巨大地震は、目前に迫っているかもしれない。

5月14日公開のvol.2に続く・・・。

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