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"無罪確定"で本格始動 小沢一郎の「怨念野田潰し」大逆襲vol.1

[週刊大衆03月12日号]

党員資格停止の憂き目も、そろそろ終わりが見えてきた。さて、このドジョウ、どう料理してくれよう!?

永田町が異様な緊張感に包まれている。
「これまで、ひたすら耐えに耐えてきた民主党の小沢一郎元代表が、ついに決起しそうなんです。
実働部隊約100人といわれる永田町最大のグループを率いる小沢氏の蜂起の動向を、敵陣はいうまでもなく、親小沢の面々も、一様に固唾を飲んで見ています」(全国紙政治部デスク)
戦国時代の武将・徳川家康同様、「泣くまで待とうホトトギス」の姿勢を一貫して崩さなかった小沢氏。
「忍従せざるを得なかった要因は、いうまでもなく〝陸山会事件〞の被告という立場からです」(前同)
その小沢氏、積年の憂いを一気に吹き飛ばしたのが、2月17日の陸山会事件の第13回公判だった。
「小沢氏の指示で政治資金収支報告書にウソの記載をしたという元秘書・石川知裕衆院議員らの調書の大部分を、東京地裁が証拠として採用しないとの決定を下したんです」(同)
ちなみに、陸山会事件は、04年、小沢氏の資金管理団体『陸山会』が行なった土地購入を巡り、政治資金収支報告書の虚偽記載に小沢氏が〝関与〞したとして、強制起訴されたもの。
今後は3月9日に指定弁護士(検察の起訴ではないので、その役を務める弁護士)による論告求刑。同19日、弁護側の最終弁論、4月26日の結審と進む予定。
今回の〝証拠不採用〞について、〝無罪請負人〞の異名を取る小沢弁護団の弘中惇一郎弁護士も、「小沢さんを有罪にする証拠は、ほとんど消えてしまった」と〝勝利宣言〞するほど。これで小沢氏の無罪判決の見通しが立ったというのだが、今回の不採用は裁判にどれだけ影響を与えるのだろうか。
「今回、裁判所が退けた調書は小沢氏の関与を示す唯一の直接的な証拠でした。これで検察官役の指定弁護士は今後の立証活動の大きな柱を失ったことになります」(全国紙社会部記者) また、全国紙の司法クラブキャップは、こう見る。

「有罪の証拠が消えたわけですから、小沢氏サイドは9割方、無罪を勝ち取れると考えているはずです。よほどのことがない限り、状況は覆らないでしょう」
指定弁護士側にとっては致命的な決定だったのだ。
また検察審査会による強制起訴という点についても、「検察はかなり高い確率で有罪にならないと起訴しませんが、検察審査会はそういう判断基準ではなく、法廷の場で白黒をつけるべきだという考えで起訴するんです」(前同)
つまり、検察審査会の起訴判断は、検察の不起訴に疑問符がついた事件を裁判にかけるものなので、検察の捜査で起訴され、有罪判決が下された元秘書らとは〝起訴〞のレベルが違い、有罪となる可能性も比較的低いというのだ。
「裁判が〝世の道理〞のままいけば、無罪は100%決まったようなものです」(民主党の小沢系中堅議員)
さらに、調書を採用しないことを決めた大善文男裁判長は、「(元秘書らの)取調べに強力な誘導があった。違法、不当な取調べで許容できないことは明らかだ」
さらに、取調べに当たった地検特捜部に対して、「検察官は石川氏に、再逮捕や小沢氏の起訴を示唆して圧力をかけた。このような取調べは検察官個人のものではなく、組織的なものであったとも疑われる」
と、痛烈に非難。大方の予想をはるかに超える激しい口調で、〝検察の罪〞を断罪したのだ。
政治活動を大きく制限された被告の身から解放されれば、積年の恨みを晴らすべく、暴れ回るだろうことは容易に想像できる。

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