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SM理論分析で丸裸!!「プロ野球12球団本当の優勝力」 vol.1

[週刊大衆4月15日号]

去る3月29日、セ・パ同時にプロ野球ペナントレースが開幕。これから半年間、ファンには待ちに待った季節が続くことになる。

WBCのような一発勝負のトーナメントとは違い、長丁場を戦い続けるペナントレースは"チームの実力差"が如実に現われる。開幕直後の現在、スポーツ紙やスポーツ番組などでは「優勝予想」が盛んに行なわれているが、どれも予想は似たり寄ったり。それもそのはず。それらの予想は「打率、打点、本塁打数、防御率」などの数字を基に組み立てられており、誰が予想しても、それほどの差は出ないからだ。

だが、そうした数字ではプロ野球チームの"真の実力"は計れない。たとえば
昨年、セ・リーグでチーム打率トップのヤクルトがなぜ優勝できなかったのか、チーム防御率1位のソフトバンクがなぜ3位に甘んじたのかは、見えてこない。

しかしながら、チームの実力を正確に反映させることのできる「魔法の数値」が存在する。それが「WHIP」と「OPS」である。

プロ野球における選手の評価や球団の実力を、統計学的に判定することのできる「SM(セイバーメトリクス)理論」の中心となるこの2つの数値について、本誌連載でもおなじみの大リーグ研究家・福島良一氏が解説する。
「WHIPとはメジャー30球団が採用している数値で、被安打と与四球を足し、投球回数で割って算出します。1イニングに四球やヒットを出さず、いかに出塁を抑えたかを表わした投手の指標で、数値が低いほど優秀な投手であることを意味しています」

平均的な投手の場合、この数値は1・20~1・40程度。これより低ければ低いほど、優秀な投手ということになる。昨年セ・リーグトップの杉内俊哉のWHIPは、0・98、前田健太は0・99。このクラスは超一流投手ということになる。

一方のOPSは、打者の"隠れた実力"を数値化したものだ。
「OPSは、出塁率と長打率を足したもので、数値の高い打者ほど、チームへの貢献度が高いということになります。アメリカでは、テレビ中継などで、打率、打点、本塁打に次いで紹介されるポピュラーな指標です」(前同)

標準値は・700~・760。・800を超えると一流。・900を超えると超一流の仲間入りとなる。

昨季の巨人日本一の立役者である阿部慎之助は、球界トップの「・994」という驚異的な数値を叩き出している。
「OPSやWHIPから"V値"を予想することも可能です」(同)

公表されている昨年の数字を見ても、セではチームのWHIP=1・09、OPS=・695と、どちらの数字もリーグ1位だった巨人が優勝しているし、混戦のパでもOPS=・679とリーグ1位の日本ハムが優勝している(ちなみに、パのWHIPは昨季、ほとんど差がなかった)。

そこで本誌は、今シーズンの柱となる6人の先発ローテーション投手のWHIP平均値と、スタメン出場が予想される野手8人(DH制のあるパ・リーグは9人)のOPS平均値を算出。これを基に「優勝力」を算出し(vol.3・4参照)、両リーグの順位予想を行なった。すると、そこから、予想だにしなかった結果が判明した。

まずは、セ・リーグ。
優勝可能性が高いのは予想どおり、巨人。WHIP もOPSもリーグダントツの数字が出た。
「今年は、完全に巨人の独走。セは"1強5弱"になるんじゃないでしょうか」(スポーツ紙デスク)

4月9日公開のvol.2に続く・・・。

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