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大関・稀勢の里「初優勝と綱取り、そして引退」の覚悟

[週刊大衆2016年07月18日号]

大関・稀勢の里「初優勝と綱取り、そして引退」の覚悟

 7月10日から始まる大相撲名古屋場所。「注目は、東の大関に座る稀勢の里。優勝を決めれば、横綱昇進は確実ですが、これが実現すれば、若乃花以来、18年ぶりの“日本出身”横綱の誕生となります」(スポーツ紙相撲担当記者)

 新番付発表があった6月27日、稀勢の里は記者会見を挙行。綱取りへの意気込みを、こう語ったのだ。「今場所もやることは変わらないですから。いつも通りやれれば一番いいですけど、それが難しい。平常心を持って、自信を持って土俵に上がれるようにしたい」 そんな稀勢の里に期待を寄せるのは、兄弟子でもあるタレントの尾崎勇気氏(元関脇・隆乃若)だ。

「体が大きく、前に出る圧力があり、しっかりとした左四つの型があるのが強みです。三月、五月場所と2場所連続で13勝ですが、これは本来の力を考えれば当然です。落ち着いて自分の相撲を取れていたので、このまま名古屋場所も行ってほしいですね」

 これまで好不調の波があり、精神面の弱さも指摘された稀勢の里だが、「周りの期待が大きすぎて大一番では気負ってしまうだけ。新弟子時代からヤンチャで、稽古でも先輩を土俵から駄目押ししたり、同期生とケンカしたりして、親方にも注意されていました。そんな負けん気の強さこそが、稀勢の里の強さの源なんです」(尾崎氏)

 最近、そうした強さが戻ってきた感もあるが、それには、ある“覚悟”が関係しているという。「彼も7月3日で30歳。貴乃花が引退した年齢を迎えました。親方も“今年が正念場”と漏らしていたとか。引退が近いなら、それまでに自分らしい相撲を見せようと、吹っ切れたのでしょう」(タニマチ筋)

 その覚悟が実を結び、綱取りのチャンスが訪れたのだが、必須条件は優勝だ。「10日目まで、いかに星を落とさないかが大切です。全勝、最低でも1敗です」(前出の尾崎氏)

 そんな彼の前に立ちはだかるのが、最強横綱の白鵬らモンゴル力士たち。「モンゴルでは7~8月に“ナーダム”という国民的祭があり、それに合わせて里帰りする力士が多い。優勝を手土産に帰ろうと、毎年、名古屋場所は他の場所以上に奮起するんです」(前出のタニマチ関係者)

 その対策はあるのか。「白鵬の右四つ、もろ差しにやられないこと。過去の取組を分析し、得意な左四つに組めたら相手はどう動くかを、冷静に予想する必要があります」(尾崎氏) 横綱か引退か。男の大一番は目前に迫っている。

大関・稀勢の里「初優勝と綱取り、そして引退」の覚悟

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