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食べると死ぬ!中国発「悪魔の毒油」日本闇流入 vol.1

[週刊大衆4月29日号]

中国・湖南省長沙市、夕暮れの路上で21歳の女性がマンホールに落下したというニュースが、中国共産党の機関紙に掲載された。
「豪雨によって雨水がマンホールに流れ込み、フタが外れていたことが原因だとされています。原料は下水のヘドロ!! 隣国の危なすぎる食品事情」(中国在住の商社マン)

中国では、ゲリラ豪雨が多発しているのか!?
「違います。地溝油ですよ。中国人は使った油を、そのまま流し台に捨ててしまうので、下水口には油がこびりつき、ヘドロのようになる。そのヘドロを狙って下水に入り、密造工場に売って大儲けしているんですが、彼らがマンホールのフタを開けっ放しにするため、下水に落下する事故が多いんです」(前同)

密造工場では、その下水のヘドロを煮詰めて濾過し、油分を抽出。食用油として販売する。当然、ネズミや昆虫の死骸、各種有害物質、雑菌もふんだんに入り、不衛生極まりない。"ドブ油"どころか、"毒油"と呼ぶにふさわしい代物だ。
「地溝油は中国では闇流通しており、北京や上海などの大都市の屋台のほか、一部、旅行ガイドに載るような有名店にも出回っているといいます」(通信社・上海支局記者)

中華料理に油はつきものだけに、日本から中国へ渡航する観光客やビジネスマンにとっても恐怖だ。

SARS事件で一躍有名となった中華医学会の鐘南山会長は、中国メディアのインタビューに、こう応えている。
「わが国では現在、毎年700~1400万トンの油が廃棄されているが、うち350万トン程度が地溝油として食卓に戻っていると考えられる。私も、それを知らずのうちに口にしているかもしれない。地溝油には胃がんの原因となる物質が含まれているため、食べ続ければ一定期間を経て死に至るだろう」

最も恐ろしいのは、アフラトキシンという成分で、一説にはヒ素の100倍以上の毒性を持つという。
「これは昔からよく知られるカビ毒で、発がん性が疑われています」(医療ジャーナリストの牧潤二氏)

しかし、地溝油を使った料理は、食べても味や香りからは判別できないところが厄介だという。元警視庁・北京語通訳捜査官の坂東忠信氏が解説する。
「通常の油に比べると、地溝油の色は濁っていて、味も濾過しきれず辛みが残るそうですが、油を多用し、濃い味つけの中華料理に使用されても、まったくわからないそうです」

地溝油が蔓延する理由は明快。密造する側が暴利を得られ、買う側も破格の安値で手に入ること。何しろ、"原料"は汚物なのだ。ちなみに、地溝油1トンの製造費用は、230~300元(平均すると日本円で3900円)。日本で流通する業務用食用油の小売価格は、1トン約26万円。地溝油の密売グループは1トン約1万円程度で販売しているため、価格にして26分の1程度の激安油となる。
この安さに目をつけたのが、オランダ航空。なんと地溝油2000トンを購入し、石油と混合して航空燃料として利用するというのだ。これ、本当の話。

「地溝油の密造には、犯罪組織が絡んでいるようです。だから、マンホールを開けて下水を汲み上げている人を見ても、市民は見て見ぬフリ。警察に通報したのがバレたら、あとで、どんな仕返しをされるかわからないからです」(前同)
実際に、河南省の地元テレビ局の記者が密売グループを追いかけ、宿舎前で何者かに刺殺され、ノートパソコンを強奪される事件も起きた。

4月28日公開のvol.2に続く・・・。

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