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サグラダ・ファミリア異聞【井崎脩五郎 競馬新理論】

[週刊大衆2016年08月01日号]

 函館で本格的に競馬が始まったのは、いつ頃のことなんだろう。そう思って調べてみたら、『日本近代競馬総合年表』(中央競馬振興会)にこう出ていた。1883(明治16)年=函館に北海道競馬会社設立。函館で第1次競馬開催、1日11レース施行。おお、133年も前のことなのかとこれで分かったのだが、そのころ世界では何があったのだろう。

 それを調べてみて、びっくりした。「1882年=サグラダ・ファミリア建築開始」とあったのだ。サグラダ・ファミリア(SAGRADA・FAMILIA=聖家族教会)とは、スペインの建築家ガウディの代表作で、今もって建築中、つまり未完成のあれだよなあ。あのサグラダ・ファミリアは、函館競馬場の1年前に造り始めたのか。いやあ、何というか、気の長い話だなあ。

 去年、サグラダ・ファミリアへ行ったことがあるのだが、ちょうど教会内のエレベーターが修理中で、自力で上階へ上がろうとした老夫婦が、階段の途中で何組も遭難しているのに出くわした。荘厳な教会だった。競馬の世界では、1972年にイギリスで生まれた鹿毛の牝馬にサグラダという名が付き、その馬の孫の孫が、2800mの長丁場で争われるドイツのセントレジャー競走(日本の菊花賞に該当)を勝っている。気の長い馬かもな。

■井崎脩五郎 プロフィール
1947年生まれ。東京都出身。競馬評論家・コラムニスト。独特のレース予想と明るいキャラクターで人気を博し、数々のテレビ番組に出演。多数のコラム連載も持つ。

サグラダ・ファミリア異聞【井崎脩五郎 競馬新理論】

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