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雨後の竹の子状態"政党乱立"の理由

[週刊大衆12月10日号]

永田町では「バラエティーのクイズ番組の問題になるぞ」なんて冗談が出るほどの新党乱立。あれよあれよという間に政党は15。

石原「太陽の党」が橋下「日本維新の会」と合流して"瞬間消滅"したかと思えば、亀井静香と山田正彦両氏が新党を立ち上げた。
党名も「反TPP・脱原発・消費税増税凍結を実現する会」と身もフタもないもの。小沢一郎氏の「国民の生活が第一」と同じように、政策をそのまま党名にするのはわかりやすいが、いかにも急ごしらえの感が強い。

それにしてもなぜ、新党乱立となったのか!?

ベテラン政治家の解説。「難破船から逃げ出すネズミです。これほど不人気になった民主党では、党名が選挙の邪魔になる。地元の支援者からも"政権交代すれば政治がよくなるといってたのに、悪くなったじゃないか"と非難される。そこで"キッパリ縁を切って来ました!"といえば、もう一度、応援してくれるだろうと期待しているんです。ところが、"再婚先"がなかなか見つからない。小物政治家にとって日本維新の会はハードルが高いし、既成政党の渡り鳥では新味が出ない。だから腰掛け代わりに新党を立ち上げたり、新たに参加することになるんですよ」

この時期、中小政党にはメリットもある。次の総選挙では「民主惨敗、自民大勝、維新躍進だが、自公で過半数確保は難しい」といわれている。つまり、連立政権は確実で、その際に中小政党が与党に潜り込むチャンスがあるということだ。
「乱立した政党は"とりあえず党"と呼んでもいい。期間限定で、選挙後に解党したり吸収されても構わないんです」(永田町関係者)

3年前の衆院選では政党は9つ。おおむね「自公か民主か」に収斂される構図にあった。しかし、今度はどんな党にいても、議員バッジを確保すればなんとかなる、という構図だ。

そういえば、90年代後半の政党乱立時代に、こんな川柳がはやった。

〈オレはいま何党だっけと秘書に聞き〉

こりゃ、選挙後にミニ政党は確実に消えるな……。

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