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ビートたけし「大物政治家メッタ斬り」痛快語録 vol.1

[週刊大衆12月24日号]

まさに、骨肉相食む抗争そのもの――。

12の政党が入り乱れる異例の選挙戦となった衆院選も後半戦に突入。政党間の離合集散を繰り返した結果、刺客候補も乱立している。その典型が東京15区と千葉4区だ。

東京15区では、小沢一郎氏の側近で、消費増税に反対して民主党を除籍された東祥三氏に対して、野田佳彦総理が送った"刺客"は田中美絵子氏。
ご存じ、前回の衆院選で森喜朗元総理を刺客として追いつめた美人議員だ。

一方、千葉4区で、逆に小沢氏側が野田総理に放った刺客が"小沢ガールズ"の三宅雪子氏。
「彼女が第一声を放ったのは、野田総理が閣僚になる前に"辻立ち"していたJR船橋駅前。とにかく"マニフェスト破り(消費増税)の野田に勝つ"という彼女の執念は凄い。その勢いに押されたのか、野田総理は"保険"をかけて比例区で重複立候補するという、みっともない有様です」(全国紙記者)

その一方で日本未来の党と日本維新の会も多くの選挙区で潰し合いを演じ、まさに血で血を洗う修羅場。

しかし、この状況、アノ映画に似てないだろうか。そう、先日公開された北野武監督の『アウトレイジビヨンド』に――。
「"監督が映画で描いた仁義なきヤクザ抗争は、現在の政治状況に対する皮肉だ"と批評する評論家もいるほどです」(映画関係者)

たけしといえばオリコンや本誌をはじめ、「総理になってほしい有名人」のアンケート調査では、常に1位。政治番組の『TVタックル』(テレビ朝日系)をはじめ、『東京スポーツ』『週刊ポスト』のコラムなどでは、舌峰鋭く永田町を切りまくっている。

さっそく、その痛快語録を見ていこう。
まず、総選挙前に政党乱立のあげくゴタゴタしている政界を、プロレスに例えて明快に斬って捨てる。
「(政党が)プロレスの団体みたいになってきたね。はじめ力道山でまとまっていたと思ってたら、(ジャイアント)馬場さんと(アントニオ)猪木さんにわかれて、そのうち、みちのくプロレスだ、大阪プロレスだってことになった。だけど、やってることはプロレスなんだろう!」

数多い政党だが、よく見ると訴えていることは同じだったりするし、私怨や選挙選で勝つためだけに茶番を演じる政治状況は、まさに"プロレス"というわけだ。

政党乱立の結果、有権者にとってまず大変なのが、その名前を覚えること。
これに対しては、「"新党なんとか""国民なんとか""なんとか日本"とか似たような名前ばっかし。全部読み上げたら落語の寿限無(じゅげむ)みたいに名前がつながるんじゃないの」と皮肉る。

"世界のキタノ"にかかれば、今回の衆院選で熱弁を振るう大物政治家たちも、かたなしだ。

総選挙の話題の中心は維新の会といわれるが、この面々に対しても容赦のない発言のオンパレード。
第三極の動きが活発化し始めた頃、当時、減税日本代表だった河村たかし氏が、石原慎太郎氏率いる太陽の党との合流を袖にされたことに対して、「貢いで捨てられた女(河村氏)が"どこが悪いか言って、直すから"って泣いたら、男(石原氏)が"その根性が気に入らないんだ"って怒るみたいなやりとりだよね」と、バッサリ。

そして、河村氏を袖にした太陽の党についても、「太陽の塔(党)って、(大阪)万博終わったのに、まだあるのかよ」

結局、石原氏は太陽の党代表から日本維新の会代表に横滑りしたが、それについては、「橋下徹・大阪市長にあれだけ露骨にすり寄ってるのもなんだか気味が悪いよな。(中略)あわよくば維新の会を乗っ取ってやろうって思ってるんじゃないかって気がするよな」

また、新銀行東京が、総額1400億円もの税金を使いながら、結局、累積赤字を解消できなかったことに触れ、それにもかかわらず都政を放り出した石原氏を批判し、「これで"国政に出ても頑張れ"なんていえる東京都民がいるってことが信じられないよ」と有権者に、石原氏に騙されるな、と呼びかける。

日中対立を悪化させることになった都による尖閣諸島購入については、「石原サンが自分のポケットマネーで買えばいい」といい、「引退後に暮らす豪華な別荘を尖閣諸島に建てて、最前線で中国に竹槍突き立ててくれってさ」

確かに、今回の選挙で日本外交の危機を声高に叫ぶくらいなら、そこまでやってもらいたいところだ。

12月18日公開のvol.2に続く・・・。

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