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崩落事故 中央道 笹子トンネルだけじゃない!日本全国 高速道路激ヤバ危険地帯 vol.3

[週刊大衆12月24日号]

長野氏が、危険地帯の例として挙げてくれたのが、以下の4カ所。

①東名上りの「足柄-山北バスストップ間」、②中国道の「美祢IC付近」、③名神上りの「大津トンネル出口」、④中央道下りの通称"魔のカーブ"といわれる「阿智カーブ」だ。
「足柄-山北は交通量も多く、3車線だが視界も悪い。95年にトラックが追突し、バスに乗っていた小学生44名が死傷した大事故はこの足柄-山北間でした。美祢は、そのうえ、田舎の高道道路なので深夜など照明も非常に暗いときている。また、大津トンネル内は道幅が狭い上に出たところが、いきなり急カーブになっており、さらに危ない。もし、そこに事故車でも停まっていたら、避けるのは容易ではありません。阿智カーブは右カーブですが、道路右側にマージンがなく追越車線からの視界が極端に悪いんです。06年には21台の多重事故が起きてます」(前出・長野氏)

さらに長野氏は、最近、建設された高速道路でも"危険地帯"はあるとして、首都高中央環状線の「飛鳥山トンネル」(東京都北区、02年開通。480メートル)と、まだ今年4月にできたばかりの新東名高速道路の「浜松いなさJCT」を挙げる。
「飛鳥山はトンネル内に谷底があり、下りでスピードが上がり、谷底から上がるときスピードが落ちる。それに首都高で交通量が多いため、上りで車が詰まって玉突きする危険性が高い。一方の浜松いなさのほうは、ここで新東名に合流する際、道が、まさにグルリと1周する感じになっている。深夜、眠気なんかがあると一瞬、どこを走っているのかわからなくなる可能性があり、危険です」

このように、工事技術が進んだ現在でも、なお構造上の"危険地帯"は存在するというから、要注意だ。

最後に、渡辺氏は、こう締め括る。
「今回の笹子トンネル事故は、天井板を支えるボルトの破損ではなく、接着剤の強度の劣化と思われます。ボルトは本来、ねじ込むものですが、劣化しやすい接着剤を使ったのは工期が短く、コストも安いからでしょう。いくら技術が進んでも、人命よりコスト優先では"危険地帯"が減るわけがありません」

「高速道路を利用するのも命懸け」といってもいい過ぎではないかもしれない。まもなく迎える帰省シーズン。いつも以上の安全運転で里帰りしてくださいね!

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