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すでに金正日以上正恩の「したたか」

[週刊大衆12月31日号]

「金正恩は父・金正日より遙かに手ごわい。世界は、いままで以上に北朝鮮に手こずるだろうね」

北朝鮮のミサイル発射後、政府の情報関係者がこうこぼした。何しろ米国も韓国も北の"ミサイル陽動作戦"に、まんまと乗せられていたのだから。
「米国も韓国も完全に騙されました。米国は軍事衛星で監視していましたが、北はこれを見越して、わざと3段式ミサイルをいったん解体したり、中の部品を取り換えて発射態勢が整っていないように見せかけていた。韓国はヒューミント(人的情報収集)で北朝鮮の動静を探っていましたが、北はこのルートに偽情報を流していた。米韓の情報部門は、この陽動作戦にすっかり騙されたんです」(前同)

日本も発射当日の12日朝の閣僚会合でも「発射はないな」(某大臣)とのんびりしたもので、ミサイル発射の報に大慌てだった。幸いにもミサイルが日本上空を飛び去ったので、ことなきを得たが、実態はお寒い限りだ。

米国は相当、脅威を感じている。何しろ、これで北朝鮮のミサイル航続距離が1万キロであることがわかり、米国西海岸のロサンゼルス、サンフランシスコまで攻撃範囲に入った。しかも、北朝鮮のミサイルと核兵器が「イランとの共同開発」であることから、中東の軍事バランスも変えかねない事態だ。
「オバマ大統領は来年1月22日の大統領就任演説までに、国務長官、国防長官の人事を決めて、国防と世界戦略を練らなければならない。そこに北のミサイル成功ですから、北朝鮮のウエートを上げざるを得ないんです」(外交関係者)

金正恩は今年、祖父の金日成時代から軍部を握っていた70~80代の長老軍人を一掃し、40代を中心に世代交代させている。また、ことあるごとに金正日の名を出す小うるさい連中を追い出し、わずか1年で、北朝鮮の全権を握ったのだ。
「金正恩は最近、地方視察もやめて、公務以外は妊娠中の夫人と過ごし、二世誕生を楽しみにしている」(北朝鮮ウオッチャー)という。

来年は、子煩悩の暴君に世界が振り回されそうだ。

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