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橋下出馬から落選議員まで!参院選完全予測 vol.1

[週刊大衆4月22日号]

我々の暮らしに直結する、天下分け目の決戦――第23回参議院選挙が近づいてきた。
「先の衆院選で300議席に迫るほどの圧倒的支持を受けて誕生した安倍政権に、参院選でも国民は再び同じ審判を下すのか。あるいは"大勝したあとの選挙は大きな揺り戻しが来る"との永田町のジンクスどおり、安倍政権に逆風が吹くのか。まさに天王山です」(全国紙政治部デスク)

灼熱の7月21日に投開票が予想される参院選。定数242のうち121議席(選挙区73、比例代表48)が改選となる。

ご存じのとおり、参院選は比例代表制と選挙区選挙によって争われる。
比例代表制は各政党の得票率に応じて議席数を配分する制度。一方の選挙区は、各都道府県ごとに分かれ、定数別に1人区が31、2人区が10、3人区が3、4人区が2、5人区が1となっている。その参院選で焦点になっていることが、大きく分けて3つある。
「1つは、自公与党が非改選合わせて過半数を獲得し、悲願の"衆参ねじれ現象"を解消できるか。2つ目は、退潮著しい民主党が壊滅的打撃を受けて引導を渡されるか。そして3つ目が、勢いに陰りが見えたとはいえ、橋下徹氏率いる日本維新の会がどこまで躍進するかに絞られています」(前同)

この"前哨戦"として注目されているのが、4月28日投開票の参院山口補選と、6月23日投開票の都議選だ。
「山口は安倍首相のお膝元ですから、自民の推す江島潔・前下関市長の勝利は固い。それ以上に重要なのが都議選。これまで都議選を制した党が国政選挙を制しています。民主党旋風が起きた09年の都議選では、自民は過去最低の38議席に終わった。すでに安倍首相は"まずは6月に東京都を取り戻す!"と臨戦モードです」(自民党選対関係者)

では、"本戦"たる今夏の参院選でいかなる結果が待っているのか。
あくまで現時点での話だが、政治評論家の浅川博忠氏は次のように予測する。
「自民党圧勝は確実な情勢です。一方、民主党は目も当てられない惨敗に沈むでしょう。この民主党に代わって日本維新の会とみんなの党の連合軍が票を伸ばし、野党第1党の座を獲得すると見られています」

安倍自民の圧勝ぶりは、驚異的なものになりそうだという。
「自民党は、47都道府県の全選挙区で議席を獲得。比例でも18議席は確実と見られています。これに公明党10議席(選挙区4、比例6)が"当確"と見られ、これで衆参のねじれは一挙に解消します」(前同)

"安倍の高笑い"が濃厚という情勢で、永田町の中では「自民党が1人区
31選挙区総取り」との、気の早い予想まで飛び出している。

一方、"落ち目の三度笠"を地で行く民主党には、悲壮感すら漂う。
「改選46のうち、晴れて議席獲得となるは、たったの15(選挙区7、比例8)。3分の1の大完敗です。最も厳しい予想では、全部で10議席も取れない可能性もある。選挙区で1ケタ、比例でも伸びず、さらに離党者も続出。"選挙後には民主党消滅もあり得る"と本気で話す民主党議員さえいます」(政治ジャーナリスト)

個別の候補者に目をやれば、苦戦は必至。民主党政権時代、防衛相にまで上りつめた一川保夫氏(石川選挙区=定数1)。防衛相時代、「安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロールだ」という失言が尾を引き、いまでは地元支持者の多くが離れ始めているという。
「民主党で、辛うじて当確ライン上にいるのが岡崎トミ子氏(宮城選挙区=定数2)。2議席を自民党と分け合うと見られています。ただ、それも他党が対抗馬を立てないことが条件。対抗馬が現われれば、民主党票が割れて岡崎氏の当選も危ぶまれます」(民主党系の地元県議)

そんな"泥舟"からは、すでに脱出者も現われている。
「同党の閣僚経験者で、来る参院選の有力候補だった平野達男・前復興相(岩手選挙区=定数1)が離党を決意。党幹部は必死に翻意を迫っていますが、平野氏の意志は固く、民主党の痛手は計り知れない」(前出・政治ジャーナリスト)

そのジリ貧民主党が、最後の生き残りをかけているのが、かつての同志・小沢一郎代表率いる生活の党との合流だという。
「先の衆院選では、民主党と、小沢氏が実質的に率いた未来の党が刺客合戦となった。それが結果的に共倒れとなり、第三極の構築がつい潰える主因となりました。来る参院選では再びその轍を踏まずと、海江田民主と小沢生活が合体し、選挙協力をすれば、巻き返しは可能。すでに海江田執行部は、その工作に入ったとも聞きます」(民主党関係者)

かつての威光は薄れたとはいえ、選挙に強い小沢氏の存在は大きい。
「これまでの選挙経験から、小沢氏は自分に600~700万票の基礎票があると思っているようです」(政治評論家・板垣英憲氏)

その小沢氏も、今回ばかりは民主党と手を組まざるを得ない状況に追い込まれているという。
「単独では本当に厳しい。現状予想でゼロ(現在は選挙区3+比例3)もあるともいわれている。ただ、自由党時代から一定数の小沢ファンはいる。いまも政権を取るためなら、団結の気はあり得るでしょう」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

同党では、森裕子氏(新潟選挙区=定数2)や比例の三宅雪子氏など、有名議員も厳しい選挙戦に挑む。
「森議員は、いわずと知れた小沢一郎親衛隊長です。生活の党は確かに厳しい情勢ですが、彼女にはまだ芽はある。新潟は2人区で、彼女は文部大臣をやり、T PPにも大反対。コメどころ新潟で、TPP反対の彼女が2人目に入り込む可能性は十分にあると思います」(ベテラン政治記者)

4月16日公開のvol.2に続く・・・。

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