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「私の夫はフクイチに殺された!」急死した原発作業員の妻が“決意の告発”

[週刊大衆2016年09月05日号]

「私の夫はフクイチに殺された!」急死した原発作業員の妻が“決意の告発”

 2014年から、福島第一原発で働いていた作業員の山岸浩さんが今年6月に亡くなった。妻が語った夫の痛ましすぎる死の真相とは?

 先の参議院選挙で圧勝した自民・公明の与党。これにより、憲法改正だけでなく、原発再稼動も着々と進んでいる。あの福島第一原発事故後、非常に厳しい新規制基準が設けられたといわれているが、川内原発(九州電力)、高浜原発(関西電力)に続き、この8月中にも伊方原発3号機(四国電力)も再稼動の見込みだ。

「しかし、この伊方原発の再稼動には、地元の愛媛県民をはじめ、瀬戸内海を挟んだ広島や大分の住民からも運転差し止めを求める訴訟が起きています。また、高浜原発は仮処分が認められ、現在停止中。このように再稼動反対の声も少なくありません」(全国紙社会部記者)

 5年前の悪夢が頭から離れないのも無理はない。フクイチ(福島第一原発)事故の収束作業は現在も続いているからだ。そして、その終わりなき作業に多くの作業員が従事している。

 そんな中、今年6月13日に亡くなったとされる原発作業員・山岸浩さん(享年50)の妻・光子さんが、怒りの声を上げた。「主人は、3畳もない犬小屋のような作業員宿舎の個室で誰にも看取られず死んでいたんです。しかも、具合が悪くなり約1週間前から、その個室で臥せっていたそうです。なぜ、仲間も会社も病院に連れて行ってくれなかったのか。もし気に留めてくれていたら、もっと長生きしていたと思うんです。それが悔しくて、今回お話することを決心しました」(光子さん=以下同)

 山岸さんは13日の朝、亡くなっているのを仕事仲間が部屋を訪ねた際に発見された。死亡推定時刻は13日午前0時とされるが、それはベニヤ板1枚ほどの薄い仕切り越しに、死亡推定時刻の30分ほど前まで人の気配がしていたという隣り部屋の作業員の証言から推測されたものだ。

「私が最後に会ったのは5月末に帰京した際。体調が悪い中、無理して浅草までデートしてくれたのが、最後の思い出となりました」

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