日刊大衆TOP 社会

安倍内閣 花の大奥大乱 女性議員「壮絶生き残りバトル」実況中継 vol.1

[週刊大衆2月11日号]

第2次安倍政権発足(昨年12月26日)から1カ月、政権はまずまずの滑り出しを見せているようだ。
「安倍首相が放った日本再生に向けた経済政策・アベノミクスが市場から好感を持たれ、それまで日本経済復活への障害になっていた円高が大幅に改善。同時に株価も上昇基調に乗りました」(全国紙経済部記者)

もちろん、すべてが順調だったわけではない。
突然、降って湧いたように起こったアルジェリアでのイスラム武装勢力による外国人拘束事件では、日本人10人の死亡が確認された。
「同事件での政府の対応は、残念ながら後手後手に回った感は否めません。安倍首相が豪語していた"危機管理に強い政府を目指す"は、初っ端から躓きを見せてしまいました」(外務省担当記者)

そんな難題を抱える安倍政権に、ここにきて、さらなる難問が襲いかかろうとしている。それが、安倍首相が満を持して実施した女性議員の大量登用だ。
「これは、首相が公約に掲げた"20年までに指導的地位に女性が占める割合を30%以上にする"を、即、実行に移したものです。そんな画期的な公約ですが、逆に政権を足元から揺るがし始めているんです」(全国紙政治部デスク)

その女性議員、今回入閣したのは大臣2人のほか、副大臣1人、そして多くの政務官に抜擢された。
「なかでもアッと驚かせた人事が、党三役に2人の女性議員を起用する離れ業をやってのけたことです。こんな人事は自民党結党以来、初めてのこと。まさに画期的でした」(前同)

なのに……その2人――高市早苗政調会長(51)と野田聖子総務会長(52)――が、あろうことか「殿、わらわにご寵愛を!」「いや、わらわにこそ!!」の"ご寵愛"争奪戦に突入してしまったというのだ。
「徳川三代将軍の家光の乳母・春日局が幕府を大奥からコントロールしようと暗躍したのと同様、安倍政権下でも"大奥の覇権"をめぐって女たちが激しく火花を飛ばし合い、乱れ舞いを演じるに至っています」(自民党中堅議員)

高市-野田バトルは、政権発足13日目に勃発した。
1月6日、フジテレビ『報道2001』に揃って出演した高市、野田の両女史。女性の社会進出を巡り「数値目標には慎重な立場だ」という高市政調会長に、野田総務会長は、「強制的に(女性)枠を作らないと、女性が活躍する場所が生まれない」と真っ向から反論。スタジオは、火花がバチバチ飛び交う緊張感に包まれた。
「この2人、当選は同期ですが、世襲の野田さんに対し、高市さんは松下政経塾出身。また、郵政造反組と刺客組、さらには夫婦別姓に賛成と反対。政治家としてのスタンスが、まさに正反対なんです」(別の自民党中堅議員)

これだけではない。先の自民党総裁選では、高市氏が安倍陣営の行動隊長であったのに対し、野田氏はライバル・石破サイドの特攻隊長だった。
「さらに、野党時代に党の広報本部長として汗をかいてきた高市さんにすれば、子育てを大切にする反面、政界の中心から遠ざかっていた野田さんと同格というのは、不満だったんでしょうね」(前同)

一方、野田氏は若くして郵政大臣に抜擢されるなど、政治家人生は順風満帆。「心中では"タカイチ?誰、それ?"と歯牙にもかけていません」(同)という。

完全に水と油の2人。新三役の共同記者会見でも、目を合わせることさえなかったというのだ。
「安倍首相は、女性2人の党幹部抜擢で、党の弱点である女性からの支持をアップ、今夏の参院選勝利をと目論んだのでしょうが、結果は上昇志向の強い2人が露骨にバトルを演じ、世間に醜態を晒してしまいました」(官邸担当記者)

当初の目論見とは逆の結果に。いま、首相は「オンナを見る目がなかった」と悔やむことしきりという。

"女難の相"は、これだけではない。
大向こうを唸らせた2人の女性大臣就任――稲田朋美特命担当相(53)と森まさこ特命担当相(48)――の大抜擢人事もまた、不安の目で見られ始めている。
「稲田さんは、副大臣や政務官の経験もないまま、衆院議員3期目で一足飛びに大臣に大抜擢されました。安倍派閥である『創生日本』に所属し、先の総裁選で安倍氏の推薦人に名を連ねたことへの論功行賞でしょう」(ベテラン政治記者)

その稲田大臣は、弁護士出身で靖国神社参拝関連訴訟などの原告側弁護士を務めた人物。持論は改憲であり、外国人地方参政権反対、夫婦別姓反対など筋金入りのタカ派。党内では、保守陣営の急先鋒で"女闘士"の異名を持っている。

かたや、森特命担当相も、参院議員1期生ながら閣僚に大抜擢された注目株だ。
「彼女、稲田女史と同様に安倍一派で、党内からは"若手ヤジ将軍"の異名を冠されています。2人とも過激発言で知られており、今後、大臣答弁でも、それらが噴出すると見られています」(政治評論家・浅川博忠氏)

野党側では、この2人を"問責候補"として、すでにロックオン。来る通常国会で、安倍政権の大きな火種になると見られている。

2月7日公開のvol.2に続く・・・。

この記事が気に入ったら
をしよう

いいね!

@taishujpさんをフォロー

大衆のオススメ


オススメタグ


人気記事ベスト10


日刊大衆公式チャンネル


Copyright(C) 日刊大衆 Futabasha Publishers Ltd. All rights Reserved.